御旨と海 第87話

マグロ釣りに関する真剣なポイント

 この点において、我々はマグロ釣りにどんな意義があるかを学んで来ました。我々は、海と海洋事業には偉大な未来があることを知っています。また我々は海に出た時に、どのような立場とどのような態度を取らなければならないかについて学びました。マグロ釣りの背後には大いなる摂理があることを知りました。今、皆さんは船と漁具をいかに取り扱うべきかを知っています。また皆さんはいかに精神を集中して、マグロを船に引き寄せるようにすべきか、いかにチャムを切り、それをまくかについて知りました。

 霊界が皆さんを見る時に、彼らはどういう人を助けたいと思うでしょうか。自分のしていることが何であれ、それに自分のすべての祈りと汗を投入する人でしょうか。それとも、ただ安易な道を行こうとする人でしょうか。それでは今度は、実際にマグロが食い付いて、ラインが出ていっている時のことを考えてみましょう。この時は皆さんが最も注意しなければならない時です。特に初心者にとっては、このことを忘れてはなりません。つまり、マグロが食い付いてラインが出ていく時には、そのラインの最後にブイを付けてマグロがラインを引っ張ることができるようにしてやるのです。そのようにして、他のラインと絡まるのを防ぐことができます。また皆さん自身がラインに巻き込まれる危険から、身を守ることができます。一度マグロがラインを引っ張って行き、皆さんが他のラインを引き上げてしまったならば、三位基台の中で誰か経験のある人を呼びなさい。そうしてから、ラインを引き上げてマグロと戦うのです。それが最も安全な方法です。

 我々は三位基台のグループごとに、競争をすることになります。マグロがラインに掛かってラインをたぐり寄せているときは、そのラインをバスケットの中に入れなければなりません。決してラインの上に足を置いてはいけません。ラインの上に決して乗ってはいけません。もし皆さんがラインに巻き込まれて、突然マグロが走り出した時には、皆さんは海中に投げ込まれ、そこから逃れることができません。そうなると皆さんには逃れる道が無いのです。どうかこの点について本当に真剣になってください。

 皆さんがラインを引っ張っている時は、誰か他の人が近くに立って、その引き上げたラインをきちんと片付けるべきです。そして、決して手にラインを巻き付けるようなことをしてはいけません。ただ手でラインを掴むだけにしなければなりません。そして決してラインをねじ曲げてはいけません。また九十度に曲げてはいけません。ただ自然に手を通すようにしなさい。魚の割り当ては一日に一匹です。だから一度ラインに掛かったならば、パニックに陥って慌ててはいけません。しっかりラインを持って、傍らに立っている人に、余分なラインをきれいに巻き取ってもらいなさい。

 必要なだけ時間をかけてマグロと戦って、たとえ二時間でも三時間でもかけて良いのです。先生はマグロとの戦いの時間が、最も長く、最も安全な時間を費やした人に賞金をあげることを考えています。多分皆さんは五千㌦もらえるでしょう。最も長い時間をかけ最も安全な方法で行った人がそのお金を受け取るのです。皆さんは、そのお金を船で一緒にいる人、もしくは釣りに行く人と分け合ったら良いでしょう。しかしこのことは、朝早くにマグロが食い付いて一日中そのまま遊んでいて良いと言うのではありません。マグロを船にくくって死ぬまで魚を放っておいて、そのまま眠ってしまう人がいるかもしれませんが、そういうことをしてはいけません。皆さんは良心を持って生きなければなりません。マグロが近くにやって来た時には、それに対してモリを打ち込まなければなりません。もしそうしないと、マグロは「ペテン師よ、お前は私を捕まえようとしたじゃないか」と言うでしょう。それは本当のことなのです。先生は本当にこの賞金を与えたいと思います。またそれは姉妹達の船に行くべきだと思っています。それについてはでうですか。それは正しいですか。どうなるか見てみましょう。

 今年は、マグロ釣りの歴史的な年です。ここにいる皆さんの中には祝福の二世達がいます。彼らは最近祝福を受けました。マグロも彼らがどんな顔をしているのか見たいという好奇心で出て来るでしょう。皆さんはこうした祝福子女達と一緒に魚釣りをする意義が分からないかもしれません。しかし、そのことを理解して欲しいと思います。皆さんは「自分はこれらの祝福子女よりも上手に多くのマグロをとらなければならない」と考えるべきです。一方、祝福の子女達は「天のお父様、あなたは私達を助けなければなりません」と考えるかもしれません。

 彼らは今年、マグロ釣りのエキスパートになろうと決意しています。しかし先生は、皆さんが彼らに負けるのを望んではいません。先生は既に彼らに、船ごとではなく、ひとり五本捕るように目標を与えました。皆さんの目標は何かを、先生は知りたいと思います。皆さんはもう真剣に決意しましたか。まだ決意をしていないとしたら、それは良くありません。大声で話すのではなくて、腹の中にしまって「少なくとも自分は五本以上は釣ってやろう。それは間違いない」と言いなさい。

 皆さん、心を決めましたか。結論として、今年我々は注意深くならなければならないということを言いたいと思います。今年の夏は特に危険です。もし皆さんが、先生が今晩言ったことをすべて守るならば、事故はないはずです。しかし、もし我々が一体化せずに十分に行えないならば、誰かが怪我をするかもしれません。怪我をするのはここにいる者の一人ではなく、それはマグロ釣りの意義を知らずに来る人かもしれません。本当に十分に注意してください。真剣に祈り、そして努力のすべてを傾けてください。

結論

 先生がここにいるかどうかは心配してはいけません。今は危険で困難な時です。世界は非常に真剣な人達がいて、彼らは先生が誰であるかを知っており、先生を狙っています。このために、先生にとって船に乗っているのが一番良いわけではないのです。先生は共産主義者、テロリストが使う戦術を十分に知っています。既にそうしたことを以前に経験しました。だから、先生のスケジュールについては関心を持ってはいけません。実際のところ、このように先生と会うことは、簡単なことではありません。皆さんはそれを当然のことと思っているかもしれませんが、多くの人達が、先生に会いたいと頼んで来ています。大統領候補や元首相だった人達が先生に会わせてくれと頼んで来ていますが、先生は彼らの要求にすべて応えているわけではありません。今は時ではないからです。皆さんは、先生の周りにいる緩衝地帯のようなものと考えなければなりません。

 摂理的な戦争が今行われています。その戦争の指導者は誰ですか。今何が起こっているかを本当の意味で理解しているのは先生だけです。アメリカの誰も考えないかもしれませんが、アメリカは先生を必要としています。この世界を一体化させ、そして新しい世界を始めるためには、先生はここにいなければなりません。誰もどのようになすかを知らずにいます。しかし、先生はこのことを知っています。なぜならば、我々が、歴史のどの時点にいるかを知っているからです。時はそれほど深刻なのです。今晩皆さんに対する先生の希望は、皆さんか先生の精神を相続し、これまで先生がなしたような目標や目的を受け継いでくれることです。それから皆さんは、それを日常の生活に適用しなければなりません。十年、二十年たった後には、皆さんは成功するに違いありません。そうすれば、今から三十年、四十年たって先生が霊界に行ってしまった後に、皆さんは「私は四十年前にモーニング・ガーデンでお父様が私に話してくださったことを覚えている。それゆえに自分は今日このように成功したのだ」と言うことができるでしょう。先生は皆さんの多くの者が、これまで述べたような人間になってくれることを希望し、祈っています。先生の精神を相続して、成功した人間になることを決意している人達は、手を挙げなさい。

 今晩、皆さんは先生の前でそのような決意をしました。だから今年の夏は不平を言ってはいけません。もし皆さんに不平があれば、いつかその不平をすべて持って来て、その不平をすべて先生が取り上げる日を作っても良いでしょう。皆さん、そういう日を作っても良いでしょう。皆さんはそういう日を持ちたいと思いますか。持ちたくありませんね。そう、その方が良いでしょう。そうです。皆さんはそのような日を持ちたくありませんね。本当にそうですね。皆さんの答えは強くはっきりしています。先生は皆さんを信頼します。皆さんを当てにしています。神様の祝福がありますように。

Atsuki Imamura