御旨と海 第98話
リーダー会議
1983年 6月27日
先生の皮膚がどんなに黒くなっているかを見なさい。先生は、気晴らしのバケーションで日に当たって日焼けしたのではありません。先生はオーシャン・チャーチを指導しながら、毎日海で戦い、忍耐してきました。海には主人もなければ管理人もありません。そして海には希望がありませんでした。先生は海を開拓し、海の資源を収穫することができるように若者を海に連れて行きたいと思っています。海はこれまで見捨てられて来ました。中南米でどのようになっているかを見てみなさい。それらの国々は皆孤立し、海が見捨てられつつあります。
東、西、南のアメリカの海岸を見てみなさい。これらの海岸にある町や港町は、荒廃したゴーストタウンとなっています。そしてそれらの町や港は南米から来る避難民に奪われてしまい、それらの多くが共産主義の浸透ルートになりつつあります。その人達は、海の資源を開発利用しつつあります。マフィアが、アメリカの若者達を退廃させる麻薬を持ち込むために港を使っているように、彼らもそれらの港を足場として使っています。各市民が、アメリカの共産化を防ぐために偉大な十字軍に参加するつもりがない限り、沿岸警備隊や警察のみではどうしようもなくなっています。誰かがこの国を守らなければなりません。それを実際に行っている者は誰もいません。そのために命を賭けている者は誰もいません。先生がそれをしようとしている時、地方の政府は先生を助ける代わりに迫害してきました。マグロ釣りのシーズンは決して楽しみの時ではなく、戦いの時です。先生は巨大なマグロを捕る経験をすれば、それは一生忘れ得ない経験になるということを知っています。誰もがマグロ釣りに行く機会を探しています。そして、先生が彼らをもう一度船に招待してくれることを楽しみにしています。アメリカの若者達を海に注目させるために、いかにすればマグロ釣りがもっと興味深く、またもっと興奮させるものとなるかについて先生は研究しました。先生は、世界のマグロ釣りチャンピオンです。先生は「レバレンド・ムーン」方式を発見しました。人々は先生のやり方を見て、それをまねしようとしています。実際、ある釣り具の店では「ムーニー」式フィッシング・ギアを売っています。先生が使うものは何でも、彼らは買い求めます。皆が先生のする通りにしようとしています。
普通、金持ちの人々は、マグロ釣りの期間中朝10時に出かけ、午後2時か3時には帰って来ます。先生はそのような伝統を変えました。先生は朝2時に出発して、夜10時に帰って来ました。今やプロビンス・タウンでマグロ釣りをする人は皆、マグロ釣りのシーズンが来れば朝2時に起きなければならないことを知っています。レバレンド・ムーンが、そのようなペースを作る人であることを否定する者は誰もいません。
皆さんは魚釣りというのは、何時間も時間がかかって何もしないでいるものだと思っています。そうではありません。皆さんは常に気を張っていなければなりません。それはここでは説明できませんが、いろいろな技術を必要とします(皆さんはそれを経験しなければなりません)。それは黒帯の技術です。例えば、魚がやって来る時に、先生は魚を直接見なくても、その魚が餌に食い付こうとしていることが分かります。そうすると、魚との間の駆引きとなります。もしラインを余り荒々しく引っ張れば、その瞬間に魚を逃がしてしまします。だから、ほんの少しだけラインを引っ張ります。すると魚はそれに関心を持ち、寄って来て餌に食い付こうとします。その瞬間に倍の力.2倍の力で引っ張るのです。誰がそのようなことを知っていますか。そのようなタイミングを見つけ出した者がいるでしょうか。先生はこういうすべてのことを研究して来ています。皆さんも一定の訓練を通過しなければなりません。第一、第二、第三レベル、そしてもっと高いレベルがあります。雨が降っていれば、魚釣りを早くやめるべきだと思いますか。お母様はいつも、雨が降っていればもう少し早く帰って来れば良いのに、雨の中に遅くまでいるのは健康に良くない、と考えています。しかし、先生は行かなければなりません。先生はそれを果たさなければなりません。先生は、メンバー達に教えることに陶酔しています。先生はもっと勉強しなければなりません。どうして早く帰って来ることができるでしょうか。世界の将来の経済や、世界の食料問題、人類の死活問題は海によって決定することができるのです。
将来の水産事業において、レバレンド・ムーンとその決意、世界観と魚釣りの理念が継続するでしょう。先生が信じられない位に日焼けするとうのは恥ずかしいことですか。それとも誇りですか。人類のために、またこの国の未来のために、そのような信じられないようなことをすることによって、先生は様々な異なった種類の魚を捕る方法を開発しようとしています。それぞれの魚が特定の取り扱を必要とし、それを捕るためには特別なこつが必要です。先生は技術を開発すると同時に、それらの技術を教えることができます。皆さんがそのような技術を応用する時に、漁師として独り立ちすることができます。そうすれば、もっと高いレベルの魚釣りに移ることを考えることになるでしょう。
このアメリカという国は神様が祝福した国です。豊富な物質が恵みとして与えられています。しかし、この恵みは神様に属するものです。我々はそのような財産の管理人です。何がどうであろうと、我々はそれをしなければなりません。組織化しなさい。我々は、神様が与えた祝福をすべて勝ち取るようにしなければなりません。先生はそのための基盤を造りました。先生はアメリカに伝統を打ち立てるつもりです。もし皆さんがそのような伝統に従うことができるならば、皆さんは世界の残りを受け継ぐことができます。それが皆さんのなすべきことなのです。
今は新しい時代、新しい歴史の一㌻です。皆さんがこの新しい歴史の主人公です。そうなるためには、皆さんは決意しなければなりません。そのような決意なくして、皆さんはその目的に近づくことすらできないでしょう。命を賭けるという決意があればサタンを分別することができます。サタンはもはや皆さんと何の関係も持てなくなるでしょう。自分が生き残ろうとしてはいけません。死の境地へ行きなさいそうすれば神様が皆さんの犠牲を受け取って、それがまさに先生の人生です。先生はこれまで、常に死の覚悟をして来ました。このような伝統は、先生から皆さんへ、皆さんから他の人達へ受け継がれて行くのです。皆さんが生きている限り、息をしている限り、不平を言うことはできません。なぜならば、既にそのような決意をしたからです。皆さんは死の覚悟があります。しかし、まだ死んではいません。「自分はまだ生きています、自分はもっともっと行かなければなりません。もし死んでいないのであれば、自分はもっと行くことができます。神様、ありがとう」と言うことができます。
先生の足は筋肉によってではなく、いつも何らかの理由で腫れ上がっています。船のデッキに長く立っていることから足を使い過ぎたとしても、先生は「神様、ありがとうございます。まだ自分は死んでいません。まだ自分は息をしています。神様、私はもっと行くことができます」と言うのです。ある晩ちょっとした事故があって、バスルームで転びました。お母様は知りませんが、その時先生は気を失ってしまいました。自分が立ち上がって最初に口から出た言葉は「神様、ありがとうございます」でした。そういう伝統を先生は統一教会の中で築いてきました。どうして我々が不平を言うことができるでしょうか。もし我々がこういう伝統を無視するならば、アメリカは陰気で悲惨な国となるでしょう。皆さんがこの伝統を受け継ぐときに、アメリカは栄光と繁栄の国となるでしょう。皆さんがこの伝統を受け継ぐならば、祝福が永遠に訪れるでしょう。