父の祈り 第17話
本郷を建設する真の子女とならせてください
本然の園を造っておき、
本然の真の子供たちを抱き、
本然の心情を通して楽しむべきお父様の理念が、
まだこの地の上に現れていないという事実を
私たちは知っています。
私たち人間が、
死亡に捕らわれたその日から今日まで、
本然の心情で天を歌う時がなかったことを
受け入れてください。
本然の一個体として、
お父様を呼ぶことのできる栄光の位置に立てなかった哀れな私たちを
受け入れてくださり、
本然の心情を備えて、
切実な心情を込めて「わがお父様」と呼ぶことができなかったことを、
お父様、
哀れに思ってくださいますよう切にお願い申し上げます。
本然の園を失ってしまった人類は、
死亡の世界に落ちて暗闇と闘い、
怨讐たちの掌中に捕らえられ
嘆息と絶望の中におりましたが、
本然の心の痕跡が残っている良心を通しては、
本然の故郷を懐かしがっています。
歴史的な闘いを経てきながらも、
時間ごとに感じられる天の感触を通して、
天の生命の一つの流れを探してきた私たちを
助けてくださったお父様に、
感謝いたします。
この上なく幼く不足な私たちが、
この一路程に悩まされ疲れていることをお父様がご存じなので、
再び哀れみの手を広げてください。
再創造の能力を許諾なさり、
本然の心情を回復させてください。
本然の姿として
お父様に近づくことができるよう捕まえてくださいますことを、
わがお父様、
切にお願い申し上げます。
私たちはこの地上のすべてのものを切ったとしても、
天が願われる
本然の世界に向かっていかなければなりませんので、
今私たちが、
本郷を慕う切実な心に徹するよう
許諾してくださり、
私たちの体が、私たちの足が疲れるとしても
本郷に向かって走ることのできる立場に、
お父様、
押し出してくださいますことを切にお願い申し上げます。
私たちの体と心が一つになって
天の心情を思慕するよう許諾してくださり、
お父様が最後に
私たち人類と共に楽しむことのできる幸福の園を
私たちをして建設させてください。
この時代の億千万人が妨げることがあるとしても、
愛の心をもって
それを信じていくことのできる
私たちとなるよう許諾してくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
堕落した群れたちですので、
どうせ復帰路程を経て
本然の自分を見いださなければならないのであり、
本然の故郷を求め、
本然のお父様に侍り、
本然の世界を建設しなければならないことを知っています。
今日、堕落した私たちは、
お父様の愛の心情を知らず、
本然の故郷を知らず、
本然の人格と本然の姿を知りませんでしたので、
お父様、
再びみ言を通し、人格を通し、愛の心情を通して
本然のその姿となることのできる全体要素を具備して、
お父様に侍り、生きるにおいて不足のないよう、
私たち自身を栄光の姿として立ててくださいますことを
切にお願い申し上げます。
このようなことを阻むため、
数多くの怨讐サタンたちは、歴史的な路程で
先祖から今日の私たち自体に至るまで、
時と時期にかかわらず
侵犯してきたということを知っています。
今、これを拒否しこれを制裁すべき責任が
私たちにあるということを知って立った私たちが、
お父様の心情で武装し、お父様のみ言で武装して、
怨讐たちの前に堂々と立つことのできる
天の真の息子・娘となれるようにしてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
今、私たち自身が、
本郷を探していかなければなりません。
私たちの家庭と私たちの社会と
この領土の上に生きている三千万民衆、
地球上に散らばっている数多くの人類、
霊界に行っている数多くの霊人たちまで、
失ってしまった本郷を探して
さまよっていることを知っていますので、
お父様、
私たちを
お父様の心情と通ずる本郷を建設することのできる
責任者たちとなるようにしてください。
私たちが怨讐の世界で真の息子・娘たちを探し、
彼らを糾合させ、
本然の園を建設することのできる天の働き手、
天の精兵たちとなるようにしてください。
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・六・一四)