真の父母経 第372話
11 第三イスラエルの主人である真の父母が平和の王即位式をすることによって、初めて地上世界に天宙父母と、天地父母と、天地人父母の王国が設定されるのです。皆さんも、第三イスラエル圏まで、旧約時代、新約時代、成約時代に失敗したことを、血統を転換させて、天地人父母を中心として、第四イスラエルを中心とした国家圏内に入ります。第四イスラエル国は、イスラエルの国とアメリカと韓国が一つの国になったものです。霊界と肉界が分かれていましたが、戴冠式をすることによって地上に来て、イスラエルの旧約時代は過ぎ去るのです。イスラエルの国が、今後、戴冠式をしたイエス様を信じることによって新約時代を経て、戴冠式をしてあげた真の父母を通して成約時代を越えて一つの国の民となり、天一国に加入することによって、初めて全世界が一つの大家族の血族になるのです。彼らが一つになり、大家族が連結された新しい第四次イスラエル圏になります。この外的世界を中心として、政治世界とイスラエルの血統を清めたものが一つになり、本然の心情文化革命を起こすことができるのです。
神様の愛を中心として、三代圏が初めて天国に入っていける、天地父母の聖婚式と入籍式ができる天一国に加入することにより、すべての摂理が終わり、サタンは完全に屈服して、本然の創造理想の解放圏と釈放圏が形成されます。そうして、すべてが高速道路を通って天国に入り、真の愛、真の生命、真の血統を受け継いだ一族を中心とした統一世界になるのです。
天宙統一平和の王戴冠式と天正宮博物館入宮天宙平和の王戴冠式
真の父母様に対する平和の王推戴式は、韓国とアメリカを皮切りに、全世界百九十数ヵ国で、一年以上にわたって行われた。その後、真の父母様の御聖誕日である二〇〇五年二月十四日、韓国の天宙清平修錬苑で天宙統一平和の王戴冠式が開催されたのに続き、二〇〇六年六月十三日には、天宙平和の王戴冠式が挙行された。特に、二〇〇六年には、天正宮博物館入宮式と戴冠式を慶祝する祝祭が一週間、天宙清平修錬苑一帯で行われた。真の父母様は、入宮式の前夜、天正宮博物館において、釜山のボムネッコル聖地でともされた聖火で聖火台に点火されたあと、世界各国から持ち寄った土を混ぜて水を入れられた。新しい天と新しい地を再び造られたのである。世界の指導者たちは、真の父母様から天一国を象徴する花であるバラとユリを頂いた。天正宮博物館の広場で開かれた戴冠式では、世界百九十四ヵ国の旗を持った旗手団が列をつくり、世界各国から、平和の王として推戴するという意味で送られてきた王冠が壇上の両側に陳列され、慶祝ムードを盛り上げた。真の父母様は、天正宮博物館を聖別されたのに続き、天宙平和の王として登壇され、「天一国は太平聖代の理想天国」というみ言を宣布された。
12 私たち夫婦の誕生日と天宙統一平和の王戴冠式の記念行事が、ある一個人のための一度限りの行事であれば、貴くありません。神様の創造理想と人類救援摂理のための代表的な公的行事なので、その意味が深いのです。
神様と霊界と世界と全人類を背負って歩まなければならない救世主、メシヤ、真の父母の道は、最も近い肉親である家族、親族から犠牲にしなければならない茨の道です。この荷は、兄弟や子女や最も愛する妻に、代わりに負わせることもできず、きょうすべきことをあすに持ち越したり、やり過ごしたりすることもできません。メシヤは、霊界が公認し、神様の御印を押してもらわなければ、なることができないのです。
13 神様は、アダムとエバの家庭を通して真の愛の理想を完成し、子孫を繁栄させることによって、天上天下に平和統一の王国を実現しようとしました。神様の純潔、純血、純愛の真の愛、真の生命、真の血統は、アダムとエバを起点として横的に拡大し、子孫たちを通して家庭、国家、世界、天宙に展開されるようになっていました。そうすれば、アダムとエバは自然に真の父母、真の師、真の主人、真の王の位相をもつようになっており、真の血統を中心とした天宙平和統一の王国になるのです。
私は、二〇〇一年に神様王権即位式を奉献し、二〇〇四年には神様の祖国と平和王国時代、そして、後天時代を宣布しました。先天時代は対立、闘争、相克、不和の時代でしたが、後天時代は調和、協力、相応、和解、平和統一の時代です。先天時代には葛藤を助長し、分裂を起こして支配しましたが、後天時代には、これ以上そのようなことが許されないようになるのです。
14 天宙平和の王真の父母様天正宮博物館入宮戴冠式を期して、父母様が今や平和の王として、アベルの勝利の覇権の上に立つことのできる戴冠式が決定されるのです。ですから、皆さんは、父母様に付いてくるより、これからは敬って侍り、前進しなければなりません。父母様に付いて回っていた時とは違います。
王の代わりに全体の表象になっているので、皆さんも王の表象に対して、全体の前に表象的な代表にならなければなりません。そのようになってこそ、王と共に一つになれる時代に入るので、いい加減に向き合うことができず、いい加減に生きることができない時代が、現在この瞬間に展開しているというのです
15 第三アダムが来て、旧約時代、新約時代、成約時代を完結し、第四次アダム心情の解放世界に越えていくとき、地上・天上天国が一つになります。そうして、神様が再臨主を中心として、アダム時代に付いていくだけでなく、初めて再臨主が勝利の位置で神様に侍ることによって、偽りの父母が塞いでいたものを開き、定着できるようになったので、完全解放・釈放時代になるのです。
神様が愛と生命と血統の根本なので、皆さんはその根本を中心として、愛と生命が一つになった血統の結実体にならなければなりません。そのように、「私は父母と一つになった」という一体の心情が、すべてのものを克服して余りあるものでなければなりません。そうすれば、神様が訪ねてきて、愛をもって自ら対されることができるのです。