真の父母経 第370話

天宙平和神文明開闢宣布

真の父母様は、二〇〇七年三月十七日、アメリカのハワ・コナにあるキング・ガーデンで、「環太平洋摂理の新しい出発大会」を開催されたのに続き、十九日、ハワイのワイコロア海洋リゾート・マリオット・ホテルにおいて、「環天宙平和文明圏王国時代および環天一国平和文明圏超国家私の国時代」を宣布された。そして、真の父母様と真の子女様が参加する中、この年の四月三日から、韓国と日本、アメリカの主要都市をはじめとする世界二百ヵ国以上で、天宙平和神文明開闢宣布大会が開催された。真の父母様は、講演で「神文明時代は、神様と人間、そして、自然が一体を成し遂げ、どこにも争いと断絶がない疎通と平和の時代」だと宣言され、「この地のすべての生命は水を基にしているので、二十一世紀は環太平洋海洋時代であり、神文明平和の時代である」と語られた。

16  神様の所有権を完全に占領している血統と、カイン・アベルのアダム家庭における禍根を取り除き、真の父母と一つになって、堕落がなかった本然の世界に越えていける時代になりました。地上でこのような基盤を宣布したので、それを信じ、霊界の聖人と皆さんの先祖たちを動員して、皆さんが行く道の前にサタンが行き来するのを遮ることができるように城壁を造り、防ぐことのできる条件を立ててあげるのです。そのような条件を備えて祈祷するようになれば、霊界にいる信仰の先祖である四大聖人、そして、宗教圏内で活動し、奉仕をして犠牲になった歴史時代のすべての功臣たちと、皆さんの善なる先祖たちが来て協助できる時代を迎えたので、天宙平和神文明開闢宣布をするのです。二〇〇七年四月四日からこの宣布内容が始まります。ですから、皆さんは「先祖を解放できる私になろう」と決心して、力いっぱい努力してサタン世界を滅ぼし、平和の王国を築くことのできる王子、王女にならなければなりません。

17  きょうは、四十八周年となる「真の父母の日」です。これから七年間が問題です。七年、八年、九年、十年、十一年、十二年、十三年の一月十三日までです。

七年という期間を中心として皆さんが個人から天宙まで、堕落の結実によってもつれた歴史的な内容を整理しなければなりません。そうして、神様が天地万物を造って初めて迎える春、そのような時代を迎える環境と同等の立場を、どのようにつくってさしあげるかが問題です。今や摂理の時においても、春が訪れました。ですから、環太平洋摂理時代を迎え、天宙平和神文明開闢宣布をしたのです。

18  神文明というのは、神様を中心とした文明です。神的な文明です。神文明開闢です。歴史のすべての内容が、未知の事実として完全に覆われてきました。公開されていません。これを公開させなければならない時になったのです。

皆さんが知らなければならないことは、父子関係です。「父子一体」は、一つの体であることを意味します。「夫婦一身」も一つの体を意味します。その夫婦から生まれた息子、娘は、兄弟が一身にならなければなりません。一つです。自分を中心として、上には祖父母、父母、その次に、自分自身です。三代を中心として、これが一つの家庭にならなければなりません。この三代が一つの家庭を築いて暮らしたならば、その実は神様の家庭をつくりあげることができるのです。その三位、三段階のすべての夫婦たちは、いかなる立体的な世界や平面世界に連れていっても、同じ価値として残ることができるのです。家庭を築こうとすれば、祖父母、父母、自分の夫婦がいなければなりません。それだけが必要なのではなく、四代圏を越えなければなりません。祖父の種、父の種、自分たち夫婦の種をそのまま内在させて、実を結ばせることのできる道を開いておくのが血統です。

19  二〇〇七年が特別なのは、環太平洋神文明開闢時代を発表したことです。父母様が勝利したすべてのものを、ハワイに行って再び世界に植えつけ、峠を越えるのです。天地父母はもちろんのこと、天地人父母、また、天地人父母の家庭だけでなく、全体の解放を宣布できる自由解放の時代、法的時代に入るのです。今や、赦しがありません。救いの歴史が終わるのです。エデンの園に帰ることによって、宗教圏は必要なく、政治圏は必要ありません。その上に上がっていくので、今や法的時代に入るのです。


第四節   天宙平和の王即位式と万王の王神様解放圏戴冠式

イエス様と真の父母様の平和の王戴冠式

イエス様の平和の王戴冠式が、二〇〇三年十二月二十二日、二万人以上の世界の各宗教代表者たちが参加する中、イスラエルのエルサレム独立公園で開催された。真の父母様がソウルの漢南国際研修院でインターネット生中継を通して見守られる中、二千年以上、維持されてきたユダヤ教、キリスト教、イスラーム間の反目を清算し、三つの教団の指導者たちが一つになって、イエス様を第一イスラエルの平和の王としてお迎えした。

第一イスラエルの勝利圏は、第二イスラエルのアメリカ、第三イスラエルの韓国に連結された。二〇〇四年三月二十三日、アメリカのワシントンDCにあるダークセン上院議員会館で、アメリカの上下両院議員と国連大使など、全世界の各界指導者四百五十人以上が参加する中、平和の王戴冠式が挙行された。真の父母様は、その年の八月二十日、韓国のソウルにある国会図書館で開かれた「真の心情革命と真の解放・釈放天一国入籍祝福式」および「真の父母様第四イスラエル平和の王戴冠式」において、平和の王に推戴された。その後、韓国では、全土で各氏族天一国入籍祝福式および平和の王戴冠式が続けて行われ、各氏族は平和の王冠を真の父母様に奉献した。

1   イエス様が王権を立てることができなかったので、兄の位置にいるイエス様をイスラエルに連れていき、王権即位式をするようにしました。それが二〇〇三年十二月二十二日です。一人ではできません。興進君が連れていって、したのです。真の父母の息子、娘が行ったのは初めてです。イスラエルの王権即位式をしておき、その次にアメリカに行って、挙行したのです。これまで霊界と肉界が分かれていました。興進君がイエス様を中心としてイスラエルの王権即位式を行うことによって、霊界と肉界を一つにしたのです。

2   霊界が一体圏を中心として協助しなければ、神様のみ旨は成就されません。ですから、霊肉界の超宗教的な基盤の上で国の王権を立てなければ、宗教を一つにする道がありません。それで、イエス様の万王の王戴冠式を行いました。イエス様だけではなく、ユダヤ教圏とイスラーム圏の後援のもとで戴冠式を行ったのです。一つでも反対すればできません。ユダヤ教とイスラームとキリスト教を中心として、イエス様の戴冠式をしてあげるのは、霊界で統一圏ができたからです。

今や、教派やサタン世界の堕落した国家の権威を、天が無視してしまうというのです。解体してしまうのです。宗教は必要ありません。国は必要ないというのです。それをすべて解体してしまい、血統を転換させて全世界が一つの家庭形態となり、単一国家を形成してこそ、心情世界ができるのです。

3   父母様がアメリカの上院議員会館で平和の王戴冠即位式を行い、韓国の国会(図書館)で平和の王戴冠即位式を行いました。父母様は血族の王にならなければなりません。蒙古斑家庭の王です。

次に、アダム家庭においてカイン一族、すなわち世界の救世主の王です。

その次に、アベル一族はキリスト教のことを言います。キリスト教の王です。宗教圏内にイスラエルがあるので、再臨主を中心としてイスラエルの国の王です。最後に、天の国と地上世界が統一されなかったので、心情的に統一した結実の解放的世界が、後天新天新地安息太平聖代時代になるのです。

Atsuki Imamura