真の父母経 第362話
第十三篇 復帰摂理の完結と天一国の定着
天宙平和統一国、すなわち天一国は、神様を中心に、人類一家族の理想が実現された地上と天上の天国を意味する。神様は、人間始祖の堕落によって天一国を成し遂げることができないまま、恨に満ちた復帰摂理を導いてこられた。罪悪の歴史を清算するための復帰摂理は、中心人物たちが責任を果たせないことによって、延長に延長を重ねた。ひとり子であるイエス様も、ユダヤ民族の不信によって、再臨を約束して十字架で亡くなられるとともに、神様のみ旨の成就はまたもや延長された。
このような中で、真の父母様は一九六〇年の「小羊の婚宴」、すなわち聖婚式を通してこの地に顕現され、救援摂理を締めくくるために渾身の力を注がれた。特に、新しい真理を全世界に宣布され、救援摂理の最終目標である真の愛、真の生命、真の血統の相続のために、祝福結婚を大々的に展開された。
真の父母様は、言い表せないほどの蕩減と精誠によって、ついに二〇〇一年、神様王権即位式を通して、神様と人類の解放の土台を築かれた。そして、基元節までの十三年間、真の父母様は、一日を千年のごとく、千年を一日のごとく、寸陰を惜しんで全力投球され、後天時代と天暦を宣布し、地上の天正宮(チョンヂョングン)博物館を奉献して、神様がこの地上に安着できる基盤を万世の磐石の上に立てられた。これによって、メシヤ、真の父母、平和の王の復帰路程を勝利された真の父母様は、金婚式(数え)を迎える二〇〇九年、全世界に向かって、神様を解放してさしあげる「万王の王神様解放圏戴冠式」を、全天宙が見守る中で成功裏に挙げられたのである。
さらに真の父母様は、二〇一〇年、天暦五月八日と十五日に、神様の実体対象として御夫妻の最終一体を宣言なさった。そして、真のお父様は、すべての摂理的使命を完成、完結、完了し、「すべて成し遂げた」と宣布されたのち、二〇一二年天暦七月十七日、基元節を約六ヵ月後に控える中、聖和された。真のお母様は、二〇一三年、天暦一月十三日、天一国基元節を満天下に宣布され、天一国定着のため、真のお父様と一心、一体、一念、一和、一核の立場で、天一国の三大経典の編纂と天一国憲法(教会法)の制定、グローバルな人材の養成など、数多くの業績を残されている。このように、真の父母様を中心として、地上と天上で天一国を定着させる大役事が広がっているのである。