真の父母経 第360話
真のお母様に表彰牌授与
真の父母様は、一九九九年五月三十日、世界八十ヵ都市で真の家庭世界化前進大会を終えられ、アメリカのベルベディア聖地において、「真の父母様東西洋(地球星)勝利祝賀宣布式」を挙行された。そして、六月十四日、ソウルの漢南国際研修院で第三十七回「真の万物の日」敬礼式を終えたあと、ソウルのオリンピック体操競技場で「真の父母様天宙勝利祝賀宣布式」を挙行された。これは、真のお母様が世界八十ヵ都市巡回講演を勝利することにより真の父母の使命を完遂したことを宣言する意味で行われた。真のお父様は、この日、真の父母様天宙勝利祝賀宣布表彰牌を、真のお母様に授与された。この表彰牌には、人類の真の母の使命をもって来られ、一九六〇年の聖婚以降、真の子女、妻、父母の使命を果たし、世界巡回を通して万民に真の父母様の生涯の教本を伝授したことに対してたたえる内容が記されている。
6 あなた(お母様)は、神様の特命と復帰摂理歴史の実りとして結ばれた本然の神様の子女であり、人類の真の母の使命をもって、この地に来られました。天だけが記憶される中、蕩減復帰の苦難の路程を絶対信仰、絶対愛、絶対服従で勝利し、永遠の伝統を立てられました。一九六〇年に聖婚されたのち、天のみ前に真の子女の使命、夫の前に真の妻の使命、そして、子女の前に真の父母の使命を完遂されました。神様の復帰摂理と真の父母様の復帰の聖業が、霊界と肉界において勝利的に締めくくられる一九九九年の「真の家庭世界化前進大会」を通して、世界八十ヵ所で「真の父母が伝授する生涯の教本」を万民に伝授されました。私は、創造本然のアダム、人類の真の父として、あなたの労苦と業績を褒めたたえ、天のみ前に感謝申し上げ、霊界と肉界と子孫たちの前でその治績をたたえるために、本表彰牌を捧げます。
7 お父様が、お母様を表彰しました。さらに、統一教会が表彰しなければならず、創造主が表彰しなければなりません。「私たちのお母様だ!お父様と同じだ!」と言わなければなりません。神様の右側にお父様がいましたが、左側にお母様を設定したので、「七・一節」、「七・八節」、「七・九節」、「七・十節」を中心として、解放の時代に越えていくことによって、七・十数を中心として蕩減時代の終結を宣布できるようになりました。神様は、今まで象徴的に現れていましたが、実体のお父様の相対としてお母様が現れることにより、実体的地上・天上天国ができるのです。実体父母、天の国の真の愛、真の生命、真の血統を中心として、完全な女性と完全な男性が一心、一体、一念となり、息子、娘を中心として種を受けなければなりません。それでこそ、家庭が完成します。完成できなかった家庭は霊界に入れないので、厳しい恥辱と苦難を通して埋めなければならない期間が待っているというのです。実体で通過しなければ、天国に入っていけません。
8 お母様がサタン世界の最高クラスを中心として、世界八十ヵ都市で真の家庭世界化前進大会の巡回講演を行い、勝利の覇権をもって戻ってくることによって、お母様は、お母様としての責任を果たしたので、初めて神様が公認した位置、サタンが公認した位置、人類が公認した位置に立つようになりました。
そうして、キリスト教をはじめとする人類の宗教圏を越えて勝利の版図圏に立ったので、アダムの前に失敗したエバが復帰された価値として、同じ位置に入籍し、行動できる資格をもつようになったことを天地に宣布するのです。
この「真の父母様天宙勝利祝賀宣布式」で、お父様がお母様に対して表彰するのです。ですから、お母様が今からは対等な位置に立つようになりました。男女平等圏時代が訪れたのです。愛を中心として、男女平等圏時代だというのです。それゆえ、これから女性たちを結束させて、男性たちを教育する時が来ました。
9 お母様が世界を巡回して真の家庭世界化前進大会を開催したのは、お母様の責任が重要な時期だからです。中国では大会を行うのが難しい状況でしたが、天が役事して行うことができました。様々な条件が一致して、後援せざるを得なかったのです。そうして、サタンまで神様のみ前に屈服し、真の父母と人類の前に降服する基準が成立したので、父母様が帰ってきて、勝利の行事を行うのです。それが「真の父母様天宙勝利祝賀宣布式」です。
10 一九九九年六月十四日に、お母様に表彰牌を授与したのは、どういうことでしょうか。エバたちが三時代のアダムたちをすべて犠牲にしましたが、今やお母様が三時代の母の役割を果たすことができる資格を条件的に備えたので、お父様と対等な位置に立ち、天の祝福を受ける位置に入ってきたことを意味するのです。
四位基台の完成、三対象目的の完成をしなければ、天国に入っていくことができません。それゆえ、再臨主は成約時代の完成を意味し、成約時代の完成は、神様の創造理想を完全に越える立場に立つのです。ですから、再臨主の命令は、アダムを完成した基準の命令であり、イエス様が国家理想を成し遂げたその基準の上での命令です。
そして、サタン世界である外的世界に対して、内的な宗教圏が天宙史的な勝利を収めて世界圏を形成できなかったので、再臨主が闘って勝ち、それをすべて成し遂げたというのです。それを皆さんに伝授してあげました。ですから、皆さんが民族に代わり、国家に代わり、世界に代わる相対圏にならなければ、天国に入っていくことができる資格がないというのです。
第四節 日本女性十六万人特別修練会と姉妹結縁
16万人特別修練会の意義
日本の女性指導者特別修練会が、一九九三年八月九日からアメリカ、アラスカのコディアクで開催されたのち、一九九四年十一月二十日まで、アメリカ、ニューヨークのイースト・ガーデンと韓国の済州国際研修院、京畿道九里市の中央修練院などの地で、十六万人の女性指導者たちを対象に、三泊四日修練会が七十数回にわたって行われた。真の父母様は、特別修練会の期間、延べ千六百時間にわたる直接の講義および、み言を通して、日本復帰のための女性の役割はもちろん、母の国としての日本の使命と責任などについて、多くのみ言を語られた。特に、済州国際研修院の場合、千人を収容するのも困難な環境であったにもかかわらず、第二十五回修練会では、四千八百人が参加した。さらに中央修練院における最後の修練会では、参加者が七千人を超えるという驚異的な記録を打ち立てた。
1 父母様は、統一教会のために活動しているのではありません。世界と天宙、神様のために活動しているのです。ですから、相対圏が消えていきません。いくら消してしまおうとしても、天が保護します。それゆえ、だんだんと大きくなり、天宙の頂上に立つのです。神様がいらっしゃるので、必ずそのようになります。垂直に上がっていくのです。ジグザグではなく垂直です。
四十年間に四千年の歴史を復帰できる実績基盤を残して立つようになるのです。それが「真の父母と成約時代」宣布です。それは言葉だけではありません。その基盤が世界的なものにならなければなりません。そのように「真の父母と成約時代」を宣布したからといって、「真の父母なのだから、すべて絶対服従しなさい!」と言うことができますか。そのようにはできません。
時になれば、より天的で神秘的な内容を教えるのです。今まで誰にも教えなかった神秘的な内容、親戚や韓国の女性たちにも教えなかった内容を、日本の女性たちに初めて教えてあげるのです。母の国として世界と連結させるために、自分の国とアジアを越え、世界最高のものを教えてあげるのです。それが日本女性指導者特別修練会です。
2 日本女性指導者特別修練会を継続して行っているのですが、既に五万人が参加しました。これは特別修練です。普通の女性ではなく、特別な日本女性です。新しく来た人たちは、このような表題を見て不思議に思うかもしれません。「初めて来たけれども、特別修練とはどういうことだろうか」と思うでしょう。初めて来た人は不思議に思って当然です。このように教育するのは初めてです。
一九五四年に韓国協会が出発して今年で四十年になります。しかし、これまで代表的な講師たちを養成するために努力し、本も出版して教育するように中心を立てたのですが、このように、日本の女性たち五万人を集めて教育するのは、歴史になかったことです。このようなことは、日本の歴史にもなく、世界の歴史にもありませんでした。
3 イギリスでは、旧教と新教が闘っています。それを消化しなければなりません。日本がそれと全く同じ立場に立たなければ、エバ国家にはなれません。それで、日本には異質な二人の息子、娘がいるのですが、それが北朝鮮の朝鮮総連と韓国の民団です。
エバ国家の日本の腹中に異質な双子が入っているのです。それを、日本政府や国民は悪いものと考えてきました。エバ国家の使命を果たすためには、この双子を生んで一つにしなければなりません。このような時代になったので、朝鮮総連と民団を一つにする活動をすることを、済州島の修練会が終わる前に指示しました。
4 今から祝福家庭を中心として、国際的な連帯を結ぶときが来ました。ですから、日本の家庭と一つにならなければなりません。世界を代表する女性国家が日本だからです。日本と韓国が一つになるべき時が来ました。大韓民国の女性は、長女と同じです。日本は次女の立場で、長女の伝統を受け継がなければならない時になりました。
独立運動の期間に烈士として名前を残した女性は、柳寛順しかいません。韓国女性の代表者が柳寛順なので、日本の女性たちは、柳寛順の伝統に従わなければ、お母様に会うことができません。そのためには、日本全国で民団と朝鮮総連が一つにならなければなりません。エバの立場にいるタマルの腹中で、ペレヅとゼラが争いました。母である日本の女性がそれを一つにしなければならないのです。そのようにして、韓国の南北統一を成し遂げなければなりません。
韓国の女性と日本の女性、姉と妹が、お母様を中心として一つになって復帰路程を進めば、一方通行です。そのように一つになって日本を従え、アジアを従えて、世界を越えていかなければなりません。このような召命のみ旨に従って行動する、驚くべき時代に同参できる栄光のために尽力しなさいというのです。
5 日本には統一教会が二万ヵ所なければなりません。教育した人は膨大な数になりますが、信仰教育ができる基盤がありませんでした。それで、天が準備していた人たちを大勢送ったにもかかわらず、すべて流れていきました。天が時に合わせて準備していたその人たちは、日本の生死を左右する人たちでした。彼らは、教会を復興させる基幹要員になることができた人たちなのですが、その人たちをすべて逃してしまったので、仕方なくお父様が手を付けたのです。
男性たちを前に立てては何もできません。女性たちを前に立てて、男性たちまで引っ張っていかなければなりません。男性たちは見物人になってしまいました。それで、十六万人の教育を計画したのです。ですから、副作用が多くありました。順理(道理に従うこと)を通して行われたことではありません。逆理的立場で、このことを推進させなければならなかったのです。それが十六万人の(日本女性)教育です。