真の父母経 第356話
19 一九九二年はお母様の年でした。全世界の女性を解放したのです。一九九二年四月十日、七十二ヵ国の女性代表者たちが参席する中、ソウルで開催された「世界平和女性連合」創設大会を成功裏に終えました。そこで「世界の女性たちを解放しよう!」と宣布しました。その方向は、お母様の後ろに従う道、ただこの道しかありません。心の色をお母様と同じ色に変えるのです。
お母様は、中心の根、中心の幹、中心の芽です。世界の女性を連結しなければなりません。一年という短い時間に、「世界平和女性連合」という歴史上、最も強力な女性組織をつくったのです。このような女性組織をつくったというのは、神様の最後の摂理観が、女性の側を連結するものであることを教えてくれるのです。
20 世の中の家庭の女性たちを中心として、背後の様々な波風を私がかき分けてこなければなりません。そこに引っ掛かって倒れてはいけません。解放されなければならないというのです。そのようにしながら、彼女たちを妹のように正しく指導しなければなりません。兄の立場で妹のように指導し、夫の立場で妻のように指導し、父の立場で娘のように指導しなければならないのです。このようなことを教えてあげて対等な位置に立ち、女性解放を宣布した時が一九九二年四月十日です。
その時、全世界に女性解放を宣布したというのは、統一教会で四十年間の迫害がすべて過ぎていったことを意味します。個人的世界の迫害、家庭的世界の迫害、氏族的世界の迫害、民族的世界の迫害、国家的世界の迫害、世界的な迫害まで、迫害する環境をすべて越えたというのです。国家的次元を超え、世界的次元でキリスト教文化圏ができなかったことを、統一教会を中心として、キリスト教文化圏を代表する洗礼ヨハネ的版図を再編成したのです。
21 第二次世界大戦以降、七年で果たすべきことをさらに四十年延長し、一九九二年、真の父母様が解放圏を成し遂げて、あらゆることを終えました。ですから、全世界が父母様と向き合える時が来たというのです。今までは反対があったので、お母様はお父様の後ろに付いてきました。しかし、これからは、あらゆる反対がなくなり、解放の場で自由に父母が出会える時が来たというのです。
第二次世界大戦以降に、自由世界を代表するアメリカが、新婦の教会を準備して新郎を迎えることができる時と同じ、自由な環境が再び形成されたのです。その峠をすべて越えたので、お母様がお父様と対等な位置に立つようになりました。そうして、お母様が、世界的に女性解放運動を展開していくのです。
世界の垣根がなくなり、サタンがいなくなって神様に直接出会うことができ、神様のみ前に横的に立てる時が来たので、お母様が女性解放を宣布することができたというのです。
22 旧約時代にイスラエルの国が真の母を立てられず、新約時代にも真の母を立てられなかったので、一九九二年に、左翼と右翼を抱くことのできる勝利的覇権を握り、真の母が登場する宣布式をしました。女性解放を宣布することによって、一九九二年四月十日、「世界平和女性連合」創設大会を通して真の母が登場し、七ヵ国が韓国の女性と一つになることができたのです。
「女性たちだけで十六万人を集める」と言うので、すべての人が夢のような話だと思ったのです。旋風を巻き起こして、女性という女性はすべて動員しました。我知らず動員されました。夜眠ることができないのです。このようにして超満員にしました。そうして、「世界平和女性連合」が誕生したのです。世界的に女性解放を宣布しました。失った六千年の恨の峠を一年間で越えて、六千年を経て初めて、女性の統一的平均時代を迎えることができる解放圏を宣布したのです
23 女性解放時代が宣布されるまで、お母様はお父様を中心として、後ろに従ってきました。お母様がそのようにすることによって、お父様と一つになるので、お父様の勝利がお母様の勝利を導くのです。
しかし、まだサタン世界の最後の絶頂を越えることができていません。ですから、いつも危険な位置にいたというのです。それゆえ、そのサタン世界を越えることができる時を迎えて、初めて解放圏を形成しなければなりません。真の母が、真の父と対等な位置に立たなければならないのです。
お母様は今まで、横的にお父様の後ろを付いてきましたが、堕落せずに完成して初めて、神様を訪ねていく位置、平面的に同じ位置に立たなければならないというのです。ですから、初めて女性解放を宣布できるようになりました。
24 お母様を前に立てることによって、エバが復帰され、天使長がその後ろに付いてくるようになります。途方もない運勢がお母様に訪れるのです。天使長は、真の父母の血肉と関係がありません。再び生んであげなければならないのです。生んであげるには、お母様が一人ですべてをすることはできません。ですから、お母様の分身として、全世界の女性を動員するのです。そのようにすることによって、この時代が女性時代に入ってくるのです。
25 お母様は、天使長である男性たちと闘うことはできません。自動的に屈服せざるを得ないように女性たちが一致団結し、この三千里半島に女性の旋風、台風を起こして、男性たちに有無を言わせないようにしておかなければなりません。そうしてこそ、大韓民国が統一されるのです。それを外的に支援するために、「世界平和女性連合」を中心として、世界の国々を一つにまとめていくのです。
お母様のみ言を聞いて祝福を受ければ、一つになります。今や女性を前面に立てる時が来ました。今からはお母様、天の側のエバの言葉を聞くことによって復帰されるというのです。
26 世界的女性時代を宣布すると同時に、お母様を前に立て、初めて歴史的な個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天地、地獄にまでぶら下がっていたこぶをすべて切ってしまい、すべて蕩減してあげるのです。偽りの父母が来て世界的なこぶを地獄にまで付けておいたので、これを真の父母がきれいに清算し、万民の家庭を堕落していないアダムとエバの家庭と同じ立場に立てて、真の父母様が接ぎ木(の役事を)してあげます。そのようにすることによって、勝利したすべての条件を伝授してあげるのです。
27 一九五二年からみ旨を成し遂げなければなりませんでしたが、それが成就できずに四十年延長され、一九九二年にすべてのことを清算するのです。これを成し遂げるためには、アジアから連結させなければならないので、「アジア平和女性連合」を中心として、エバ圏を引き継がなければなりません。女性で言えば、韓国は日本に対して姉の立場にいます。長女権を復帰しようとすれば、エバ国から引き継がなければならないというのです。そうして、「世界平和女性連合」を中心として一つにすれば、世界が反対する環境圏をお母様がすべて引き継ぐのです。そのようになれば、アメリカが父母様に反対できず、ソ連が反対できず、金日成主席が反対できません。反対する版図をすべて収拾したので、これを中心としてお母様が出てきたのです、イエス様が死ぬことによって、キリスト教が二千年間、成し遂げられなかったすべてのことを蕩減復帰して、右翼と左翼、イスラーム圏を収拾しました。これを一九九二年四月十日、お母様を中心として連結させてきたのです。キリスト教文化圏が統一される環境をつくったのです。キリスト教文化圏は新婦文化圏なので、お母様の登場とともに、四大文化圏が一ヵ所に連結される条件的な基盤を越えなければなりません。これが一九九二年四月十日、イスラームの八ヵ国の代表と日本、アメリカ、韓国、ヨーロパ代表の世界既成家庭祝福結婚式です。この既成祝福を通して連結し、その峠を越えたのです。共産圏、中国まで参加しました。第二次世界大戦直後にイギリス、アメリカ、フランス、エバ国家とカイン・アベル国家を中心として、一つになった基盤を受け継ぐことができ、新婦圏を再び取り戻せる基準が成立しました。ですから、お母様が立ち上がるのです。お母様を中心として、女性解放を叫ぶのです。お母様がキリスト教文化圏を代表した新婦圏をすべて解放し、「世界平和女性連合」に糾合するので、お母様の分身のように、世界が連結されたのです。それゆえ、韓国の女性たちにも台風が吹きます。その次に、日本、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、ロシアにまで、女性の風が吹くというのです。
28 一九九二年に女性解放時代を宣言しました。その日、お母様が演説文を読むとき、どしゃぶりの雨が降りました。お母様の祝宴に私が招待され、揮毫し、夫の立場に立って後援する講演をしました。「世界女性時代到来」と揮毫してあげました。その時、お母様が初めて世界舞台に立ったのです。そうして、百二十ヵ国の巡回から今まで、重要な大会のたびにお母様が苦労しました。それをしてからは、韓国に戻り、大学を中心にみ言を宣布したのです。