真の父母経 第351話
天地父母天宙勝利祝賀宣布(一九九九・六・一四、ソウル、オリンピック公園体操競技場)
14 自分自身を中心として、心と体が一つにならなければなりません。体は横的で、心は縦的です。それが正分合です。心と体が分かれているので、この分裂した心と体を一つにしようというのが統一教会です。これが、私たちがまず何よりも完成しなければならない目的です。心と体を一つにすることが蘇生の正分合です。
その次に、夫婦が一つになることが長成の正分合であり、父母と子女が一つになることが完成の正分合です。そのようにならなければ、天の国に行くことができません。
祝福を受けた家庭でも、それが一つでも欠如すれば、霊界に行ってから、天国ではなく楽園に行って訓練を受けなければならない過程が残るのです。これをしなければ、霊界に行って何千年、何万年かかるとしても解決しなければなりません。家庭の楽園が生じるのです。父母様がこのようなことに責任をもち、障害になり得るものを縦的、横的に清算しました。ですから、真の父母を中心として絶対信仰、絶対愛、絶対服従しなければなりません。
そのようにするために、一九九九年六月十四日に「天地父母天宙勝利祝賀宣布式」を行いました。そのような祝賀をしたので、あらゆることが終わったのです。
15 「天地父母天宙勝利祝賀宣布式」をすることによって、初めて天国の起源になることができる基地をつくりました。それで、一九九九年七月二十七日に、南米に行って聖地をつくったのです。それが、第一に源焦聖地、第二に根源聖地、第三に勝利聖地です。
神様や父母様や祝福を受けた家庭が、源焦点である源焦聖地を失い、根源聖地を失い、勝利聖地を失いました。しかし、完成家庭を成し遂げてこれを回復したのです。ここは、歴史の出発から終わりまで整理できる聖地です。また、ジャルジンに世界平和理想家庭教育本部をつくりました。そこから天国が出発するのです。そこで教育を受けて、この場を経て天国に行かなければなりません。
16 一九九九年六月十四日午後一時十五分を期して、真の父母の名をもって、五月十四日、ブラジルのパンタナールで「天宙解放宣布式」を行い、五月三十日には、ベルベディアで「真の父母様東西洋(地球星)勝利祝賀宣布」をしたその基盤の上に、天地を代表した真の父母の勝利圏を中心として、勝利歓迎宣布ができる驚くべき歴史的な時点を迎えました。
天のみ前に、人類の先祖が罪を犯し、悲しい歴史を残したすべてのことを胸に抱えたまま、誰も解けない恨の心情を抱いてこられた(天の)お父様であることを知っています。そのようなお父様のみ前で、讒訴し、呪いながら嘲弄していたサタンを見つめるお父様の心が、どれほど曲折の多いものだったかを知っています。堕落していない本然の完成したアダム家庭を中心として、神様の血統が連結された愛の氏族圏を編成し、民族と国家を経て世界の上に、地上・天上天国の出発を御覧になろうとされたあなたの理想は、完全に水泡に帰してしまいました。
神様がエデンにおいて成し遂げなければならない、堕落していない本然のアダムとエバの完成的家庭倫理がなくなり、家庭基盤がなくなってしまったこの世の「終わりの日」に、ついに真の父母がやって来ました。真の父母の理念を引き継ぐために、青少年から壮年時代の受難の環境を経てきながら、神様の家庭的青少年倫理基盤を中心として、神様の愛による血統を連結させる世界化祝福結婚をするようになったのです。そうして、血縁的関係が五色人種(すべての人種)を越えて、兄弟の心情関係を結ぶことができる版図が、四億双を超える段階にまで来ました。
天地父母天宙統一解放圏(九・九節)宣布(一九九九・九・九、九里中央修練院)
17 (天の)お父様。(私の)七十九歳の九数に、一九九九年九月九日九時九分九秒を中心として、天地の恨で塞がっていたサタンの完成数である九数圏を越えるようになります。
天上世界から地上世界に至るまで、堕落の因縁によって拘束された全体は、サタンを中心として連結されていることが、原理によって解き明かされました。その内容は、腹中時代から幼児時代、兄弟時代、約婚時代、結婚時代、父母時代、祖父母時代と王時代までのあらゆるものが塞がっているということです。それで、男性世界と女性世界が共に血統を中心として連結されなければならない一体的な理想圏が、サタンのゆえに成し遂げられなかったので、腹中圏から幼児圏、兄弟圏、約婚圏、夫婦圏、父母圏、祖父母圏、王圏まで塞がり、善と悪が闘ってきたのです。
そうして、天の側のアベル的な兄弟圏が多くの血を流してきました。そのアベルを中心として、カインを逆に屈服させ、天の国の長子権を取り戻してサタン世界を自然屈伏させなければ、汚された神様の善なる血統関係を立て直すことができません。これが恨の救援歴史です。
このように、人類の根本的な主流の道がどのようになっているかを明らかにできたというのは、この地上に真の父母が現れることによって可能になったのです。
18 偽りの父母によって成された全体は、九数に該当します。その九数を神様が支配しなければなりません。ですから、神様は、旧約聖書で十分の一条圏を中心として、サタン数である九数を清算するための摂理歴史をしてきたのです。
サタン数の頂上数であるこの九数を、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界的に屈服させるだけでなく、地上世界と天上世界が真の父母を中心として整備され、地上地獄と天上地獄を塞いでいたあらゆる垣根が縦横に崩されて、地上の愛を中心として天国にまで直行できる道が連結されるようにならなければなりません。
19 「七・八節」を中心として、天地父母天宙安息圏を宣布してから満二年が過ぎました。サタン世界に塞がっているあらゆるものを完全に清算しなければ、二〇〇〇年代に越えていくことができません。一九九九年九月十日に十数を加えることによって、一九九九年が二〇〇〇年代を迎えられる数になることで、堕落のない本然の創造理想が完成し、個人から家庭、氏族、民族、国家、世界のあらゆる次元で、地上世界と天上世界が連結されるのです。それによって、球形的な統一世界を求めようとする、その本然のみ旨が成就する天地の解放圏を成し遂げなければなりません。一九九九年六月十四日を中心として、「天地父母天宙勝利祝賀宣布式」をもった基盤の上で、きょうの「天地父母天宙統一解放圏」を宣布できるようになったのです。
20 一九九九年九月九日から神様が宣布するこの宣言の前に、絶対服従、絶対屈服することによって、今まで天に反対していたものが、善の方向に一八〇度転換し、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の関係を備えなければなりません。それによって、エデンの園で天使長が絶対信仰、絶対愛、絶対服従で天倫の大主体の父母、相対の父母、天地の父母に従えなかったことを蕩減復帰し、全人類と万物を絶対信奉すると同時に、絶対愛と絶対解放圏に従って絶対的に服従することによって、堕落した天使長だけでなく、地獄まで解放されることを、この「九・九節」に真の父母の名によって宣布します。