真の父母経 第334話
真の家庭運動と家庭連合の活動方針
「世界平和統一家庭連合」は、真の家庭を基盤として、人類の救いと世界平和を実現するために創設された。それゆえ、真の父母様は、創造本然の理想世界である地上天国と天上天国を実現するために、祝福結婚を通した真の家庭運動を、世界的に展開されたのである。さらには、宗教間の葛藤と紛争が世界平和の実現において最も大きな障害物になると考えられ、宗教間の和解と連合運動を継続的に展開された。
10 祝福を受ければ、「世界平和統一家庭連合」に加入しなければなりません。それが氏族メシヤの責任です。それで、「世界基督教統一神霊協会」はなくなり、「世界平和統一家庭連合」になるのです。それは、堕落する時に(本然の)家庭を失ってしまったからです。家庭がサタン側の地獄に回りました。今のこの時に、真の家庭を中心として直接主管圏に連結されます。真の父母を中心として完成するのです。ですから、祝福家庭と真の父母の家庭が一つになるのです。何によって統一されるのでしょうか。それが氏族メシヤです。
国家と連結されて、神様と真の父母と一つになることによって、間接主管圏から直接主管圏に連結されるのです。一つの路程です。そのようになることで統一が起きるのです。祝福を受ける前までは、堕落した世界の血統です。しかし、統一教会の名で祝福を受けるようになれば、「世界平和統一家庭連合」に移行するのです。間接主管圏と直接主管圏は異なります。心情的変化と生活的変化を起こして、地獄世界をすべて清算して越えていかなければなりません。
11 祝福結婚式は、三十六、七十二、百二十四、四百三十、七百七十七、千八百、六千、六千五百双に拡大し、三万双まで行いました。これによって、横的に全世界を祝福できる時が来たのです。それで、三万双を祝福したのちに三十六万双を祝福し、今は三百六十万双を越えて三億六千万双まで祝福するのです。これが、家庭を取り戻してくるための十二の真珠門、十二の峠です。今や、失った家庭を取り戻してくるための十二の峠を越えて、世界の家庭の平準化が成し遂げられ、堕落のない自由祝福圏の時代に入ってきました。
今は世界次元の時代です。世界家庭時代が開かれたというのです。家庭と家庭が、すべて平面的に同じ価値をもつのです。ここには境界線もなく、国境もなく、すべて水平です。ここには、(天のものではない)何かの習慣や、異なる文化や、異なる伝統はありません。サタンの反対がないのです。今までは、父母様が世界的な家庭を祝福してあげれば、すべてが反対しました。
家庭を収拾することは、政治、経済、文化、教育をもってしても不可能です。軍事力でも不可能です。それを解決できる人は、父母様しかいません。今や、いくら私たちに反対したくても、できないのです。ですから、誰でも超階級的に歓迎できる環境ができたので、歓迎するのです。「世界基督教統一神霊協会」は、サタンを除去する時まで必要です。今ではもうサタンがいなくなるので、「世界平和統一家庭連合」は、世界の青少年と家庭を再び糾合し、本然の世界に向きを変えておこうというのです。
12 父母様が立てておいた全体の組織は、真の家庭を中心として、家庭祝福をするための活動に、すべての力を注がなければなりません。私たちの総目標は、家庭祝福です。全体の方向性、全体の団体の一つの標準は、家庭連合拡張運動、挙国的な拡張運動です。
私たちがここで氏族的基盤さえ解決すれば、挙国的編成が自動的に成し遂げられるようになります。そうすれば、民族が生きることができる道が存在するのです。国が滅び、思想の伝統が崩れても、(本然の)家庭さえ生きれば問題ありません。今は、そのような時です。
13 最近は「地球村」という言葉を語ります。地球家庭時代に向かっていくのです。地球村ではなく地球家庭です。今日、「家庭連合」が出てきたことに対して、相対的な世界を形成しているのです。神様のみ旨を中心として「家庭連合」が出てきたので、世界の環境が相対的に形成されなければなりません。これが対等な時代に入ってきたので、始めさえすれば一時に世界化されるのです。夢のような話ではありません。この死亡の世界は、行く道がありません。しかし、統一教会は、中心がきちんと組まれているので、栄えていくのです。
それでは、栄えていく世界を受け継ぐことができる家庭的姿勢を備えるためには、どのようにしなければならないのでしょうか。神様の愛の対象圏を備えなければ、その世界と関係を結ぶことができません。ですから、これを追求するに当たって、一つ一つ分析して、至らないものは除去し、ここに家庭と国家的な内容を備えて、進んでいかなければなりません。これが家庭生活の信条です。
14 皆さんの家庭は、天地の王に侍る標準的な伝統を立てなければなりません。これは、家庭連合から始めなければなりません。言葉だけではないのです。ですから、入籍した家庭は、天地父母が苦労した創造理想をそのまま丸ごと受け継ぎ、自分の家庭に定着させなければなりません。ここから、千代、万代、国と天宙に連結される愛の泉が始まるのです。そのような意識をもって生きなければならないというのです。
原理のみ言と父母様の生涯のあらゆる記録を天理の根本と考え、そこに符合する生活をしなければなりません。自分の日常生活、家庭生活から、世界のどこに行っても、その本源的事情やその姿が乱れてはいけません。家庭の王になったので、家庭の王に侍り、氏族の王から国の王、世界の王、天地の王の位置に王権を解放することによって、その上に君臨してこそ、天地父母の王権が全体解放されるのです。個人・家庭・氏族・民族・国家・世界・天宙・神様時代の解放圏が広がるのです。それで、(韓国では)統一教会の看板を下ろしました。これからは「世界平和統一家庭連合」です。
15 もはや宗教圏時代ではありません。それで、「世界基督教統一神霊協会」を解消しました。これからは「世界平和統一家庭連合」の時代です。
宗教ではなく、神様の家庭を探し求めようというのです。これに対して否定する人はいません。
お父様は、一対一で整備して蕩減路程を行ったのです。何百倍、何千倍になる蕩減の道を開拓してきました。そうして、神様を解放することができました。愛の鎖を結びつけて、断ち切ることのできない連帯関係にしたのが「世界平和統一家庭連合」です。
16 宗教が定着する所は、神様の家庭です。エデンの園で失った家庭を取り戻すために、宗教が出発しました。それで、統一教会で、神様と連結させる真の愛、真の生命、真の血統を中心として、祝福式を行ってきたのです。そのあとからは、宗教圏を越えていくのです。ですから、「世界基督教統一神霊協会」はなくなり、「世界平和統一家庭連合」を中心として進むようになります。真の愛、真の生命、真の血統を中心として、家庭が定着するようになれば、宗教の責任は完結するのです。
17 「世界基督教統一神霊協会」の看板をなくし、「世界平和統一家庭連合」を創立しました。平和は、統一がなされなければなりません。それで、「世界平和統一家庭連合」です。神様の核心的な思想が定着するのです。そして、統一しようとすれば、和合しなければなりません。平和は、水平になって和合しなければならないというのです。
キリスト教の教派の和合ではなく教団の和合です。キリスト教は一つの群れではなく、互いに争い、そして、仏教と儒教が争っています。教団の和合、国家の和合の基準は、統一教会が安着を願っている家庭です。その世界の平和統一家庭だというのです。
国と国、教派や教団の争いに火を付けにいくのではなく、いくら苦労をしても、一つにしようとしています。教派と教派が一つになるようにするのです。そのように一つになれば、世界が一つになるというのです。
18 「世界平和統一家庭連合」が宗親連合と国家連合へと大きくなっていかなければなりません。家庭連合と宗親連合さえ終われば、その中には国もあり、世界もあります。ですから、宗親連合が重要です。
これから宗教も必要なくなります。神様に侍って暮らす家庭なので、宗教は必要ないというのです。ですから、神様の創造理想的な家庭が定着しなければなりません。