真の父母経 第330話

天地解怨秋夕節(二〇〇五・九・一八、アメリカ、イースト・ガーデン)

47  天地の天総官、天を代表した興進君が、真の父母様の前にきょう、二〇〇五年九月十八日を祝い、記念する場で霊界メッセージを報告したので、皆さんはその内容を知り、代表者として、この天地解怨秋夕節を受け取ってくれることを願います。天総官興進君が報告した内容は、皆さんを身代わりし、霊界と肉界を身代わりして宣布する言葉であり、その宣布された内容は、興進君と皆さんが一つになって、祝福家庭の一切、地上・天上世界のすべて、また残りの全人類が、そこに同参できる特別な恩恵を許す宣布であることを知らなければなりません。天が勝利したその基盤の上で、天地父母が万世の勝利の覇権をもたらして、全体、全般、全権、全能の行使を完結できるときに、皆さんがこの上ない精誠、一心、一体、一念をもって、内外の家庭と国と世界を公開した立場で、皆さんが代わりに生畜の、祭物の一団体として奉献し、天の解放と地の解放を宣布する記念の日のこの儀式に参加したことを、永遠に記憶し、その責任を完遂しなければならないのです。

48  天地が一つになり、世界が一つになり、国家が一つになった基盤の上で、言い換えれば、サタンの痕跡がない基盤の上で、初めて皆さんが神様の創造性と所有権を相続し、責任分担を完成することによって、境界線、国境線の撤廃が成し遂げられ、自由奔放の解放・釈放圏を成し遂げることができます。

神様が、堕落のない本然の創造をしたその立場で、太陽を再び造り、また月を再び造り、地を再び造り、その次に水を再び造り、すべての万物を新たに再創造した、新しい朝の日を記念できるこのような式が、二〇〇五年九月十八日の天地解怨秋夕節です。天宙全体、天上天下、地上世界と霊界を一つにして、境界線がなく、国境線がない解放・釈放圏です。

皆さんが所有権をもった物、教会の財産ではなく、他の財産があれば、境界線が存在します。まだ私たち人類には、国境線と境界線があるのです。国境線と境界線なしに、どこにでも自由奔放に行って暮らすことができるためには、皆さんに血統を汚した基盤があってはいけません。同じ血族にならなければなりません。

天地父母完成血族圏が成し遂げられた場に立って、皆さんが自ら主張できる天地の王子、王女の名で、代わりに復帰されたという名義をもたなければなりません。それが本来の天の皇族です。アダムの息子、娘であり、皇族です。

皆さんは、心情的に皇族圏に一致することによって、天宙解放、地上世界、天上世界解放、釈放の時代を迎え、国境線と境界線がない天宙平和の王国を宣布するのです。この天宙平和の王国は、天一国になります。天一国は、第一次のアダム、第二次のアダム、第三次のアダムの境界線と国境線を解消したのちに、それを受け継いで第四次アダム心情圏時代に越えていくのです。


第四節   「霊連世(れいれんせい)協会」時代と霊界大革命

「霊連世協会」時代の意義

真の父母様は、霊肉界一体時代の開幕に合わせて、永遠に天地人真の父母様に侍り、霊肉界と自由に通じ合いながら暮らすことのできる「霊連世協会」時代を、二〇〇九年に宣布された。そして、「これにより、霊界と肉界は、神様と真の父母様の管轄のもと、直接交流し、主管を受ける時代に入った」と語られた。

1   霊連世とは何でしょうか。霊界と地上界を一つにするのです。霊界と世界を結びつけるのです。神様と断絶されていたすべてのものを、断絶されないようにすべて結びつけて一つにするというのです。そのため、神様に侍る「霊連世協会」と名づけました。そのように平和の国と血統を分かつことのできない時が来たので、このような言葉が存在するのです。

今まで「神主義」を主張してきた韓国の民は、どの国も侵略しませんでした。歴史始まって以来、平和の伝統をもって、神様に侍ってきた国は、韓国しかありません。ですから、平和の主人が現れるのです。そして、血統を一つにできる能力は父母様にしかないので、血統の主人です。平和と血統が一つになった主人になれば、祖国光復を成就できます。地球星自体が、神様の祖国と故郷の地であると同時に、神様の祖国に所属した息子、娘たちが誇ることのできる故郷の地になるのです。

2   今まで平和の主人がいたとすれば、その主人は神様です。その神様だけを知って、仕えてきた国は韓国しかありません。韓民族は歴史始まって以来、他の国を侵犯したことがありません。闘ってどこかを蹂躙したことがないというのです。平和を主張してきました。真の平和の主人は神様です。その神様に仕えてきたので、文化の終着地も神様が統治する膝下(しっか)であり、そこに行って集まらなければなりません。神様の膝下に集まらなければならないので、「霊連世協会」です。そうして、霊界と連結されるのです。「連合」ではなく「協会」す。

3   神様のことを知らなければならないので、「霊連世」という言葉を教えてあげました。「連(聯)」の字は、耳へんに「絲」と書きます。連結する「連」の字ではなく、糸でくくることを意味する「聯」の字です。霊界と世の中を糸で編んでつなぎ、一つにするのが「霊連世」という名前です。神様のみ前で霊界と世の中が連結されることによって統一教会ができたのです。それをつくることができるのも統一教会、その上に上がるのも統一教会です。

その次には、「神愛人」です。真の神様と、真の神様の愛、そして、真の人のことを言うのです。二つに分かれて争っている霊界と世の中が、身動きできないように連合体制をつくったので、これからは神様が出てくるのです。神様の位置が現れ、真の愛の主人が現れます。それで「神愛人」なのですが、その真の愛を管理できる人が現れるというのです。「神愛人」、その次に出てくるのが真の愛です。

4   霊界は、見えない無限大の空間世界であり、終わりがありません。神様が私たちを連れて、そのような世界で暮らそうというのです。体をもってはできません。何千年の間に死んだ人々も、お父様が命令すれば、全員がそのまま息子、娘の祝福圏に入ってくることができます。それゆえ、すべてが地上に再臨します。それで「霊連世協会」と言ったのです。

5   神様が絶対、唯一、不変、永遠なる主人の位置に帰らなければなりません。その位置を韓民族が外的に準備してきたのですが、統一教会が宗教圏を一つにして「霊連世協会」をつくりました。その次に、祝福を受けた家庭が宗教を根幹として霊肉界を統一し、韓国の伝統を中心として連結するのです。その「霊連世協会」と地上・天上天国の万王の王が一つになって、神様が完全に霊肉界の条件から抜け出すことができる基盤になるのです。

教本と教材ができているので、強力な体制を中心として、越えていけばよいのです。神様の祖国と故郷の地なので、平和の世界だけが残って、子孫万代に勝利した覇権の位置が続きます。地上と天上が一つになり、神様と人間、そして、天使長が一つになった神様の祖国と故郷の地であると同時に、万国の祖国と故郷の地です。そこに忠孝の道理を尽くし、家庭の道理を奉献して捧げれば、すべてのことが終わるのです。

6   今まで韓国の民が神様に侍ってきたのは、平和の王に侍るためでした。父母様は、堕落以降の摂理歴史全体を蕩減しました。カイン・アベルの血統が変わったので、これを正しておかなければなりません。天の頂上から地の果てまで、神様が完全、完結したのと同様に、真の父母が完全、完結、完成しなければなりません。平和の王は神様ですが、平和の王になるためには、どのようにしなければならないのでしょうか。

カイン世界に勝利して、アベルが犠牲になってきた代わりに、カインがアベルに絶対的に侍り、分かれていた真の父母と神様を連結しなければなりません。もはやカインではありません。弟の血を流させたカインの歴史を洗い流してしまい、弟を、堕落する前の兄の位置に迎えなければなりません。兄であるカインが、弟を真の父母の代身、真の神様の代身として、侍らなければなりません。

そうして、お一人しかいない平和を中心とした神様の勝利的覇権と、勝利した真の父母の前に立てなければならないのが、「霊連世協会」です。神様を中心として勝利したアベルが、カインと一つになり、追い出してしまった真の父母と神様をこの地上に迎えるのです。このように、兄が弟の立場で侍ることのできる時代に急変するのです。

Atsuki Imamura