真の父母経 第329話

天宙平和統一解放聖火式(二〇〇二・一〇・一八、漢南国際研修院)

40  愛の主人、真の愛の主人にならなければなりません。神様の代身です。お父様はそれを知ったので、死ぬことが問題ではありませんでした。どんなことがあっても、その位置に進まなければなりません。ですから、霊界と肉界がすべてメシヤ、救世主、真の父母として侍ると決意しました。お父様によって、その道が開かれるのです。

神様もそうです。神様まで八段階で上がっていってこそ、天宙の主人になります。そうして、「あなたが創造したすべてが私にくっついてきました」と言いながらお捧げしたあとに、返していただくのです。神様が「本来の創造の世界はあなたたちに相続させよう。御苦労だった」と言って、再び受け取らなければなりません。そのようにしなければ、自分の(本来の)所有権はないというのです。

家庭もそうであり、国もそうです。サタン世界に勝たなければなりません。サタン世界から抜け出さなければなりません。そのようにしてこそ、愛の主人、生命の主人、血統の主人、家庭の主人、国の主人、世界の主人、天宙の主人である神様を主人として、侍ることができます。それで、総蕩減復帰、解放の聖火式をするのです。解放聖火式は、生きているときにします。生きて復活するのです。

41  第四次アダム圏解放時代の上に、地上・天上天国が連結される時代になっていきます。どれほど途方もない内容であり、どれほど貴いかを皆さんが肝に銘じなければなりません。天上・地上和合統一大会というのは、天上世界・地上世界平和統一解放聖火式のことを意味します。これが最後です。ですから、新しい天地が生じるということを考えなければなりません。皆さんの心に決心することが、皆さんの生涯路程と歴史に同伴すると考え、そのとおりに進まなければなりません。

42  二〇〇二年十月は、天の国の復帰摂理を整理した基準から見るとき、すべてを清算することができる時です。それが、天上・地上和合統一大会です。霊界と肉界が一つになって、天上と地上が和合して統一されるのです。父母様を中心として、霊界の五大聖人と、そこに従属している数億の霊界人たちと、地上の祝福を受けた人すべてが、神様を中心として決意大会を行って一つになるのです。

ですから、皆さんに過去の包みがそのままあれば、すべて燃やさなければなりません。父母と息子、娘と万物を合わせて、エデンで失ったものをすべて清算した上で、「私の物はなく、全体が天の物である」と言わなければならないのです。

父母様の家庭の三代と皆さんの家庭の三代が一つにならなければなりません。国がなければなりません。一つにするための基準において、いかなることがあっても、これをしなければならないのです。そこにはカインが協助し、天使長が協助し、霊界が協助するようになっています。

国家を中心としては、国家が一つになるための出来事が起きます。父母様は、サタン世界、カイン世界の国を取り戻す時代を越えていきました。分かれたものを統一された世界にする時代に入ったのですが、それを総決算したのが天宙平和統一解放聖火式です。

43  神様の解放圏を成就できるように、条件的なものはすべて築きました。それで、二〇〇二年八月五日、天地父母統一安着生活圏大会を行い、霊界と肉界の和合統一を記念する鮮文大学大会を中心として、天宙平和統一解放聖火式を行いました。世の中を燃やして越えていくのです。そして、霊界と肉界が同じであるという天一国平和統一平定国家を宣布したので、地獄の門も、楽園の門も、天国の門もなく、祝福を受ければ四方に入っていける道ができているというのです。そこには、個人は入ることはできません。サタンが主管するその国を取り戻して捧げ、国と共に入っていかなければならないのです。

一体統一式(二〇〇三・一二・二一、漢南国際研修院)

44  一体統一式とは何でしょうか。第四次イスラエル国が、第一、第二、第三イスラエルと一つになっていません。第一イスラエルの国がありません。キリスト教によって、アメリカが第二イスラエルになりました。そして、第三イスラエルである韓国を独立させたのはアメリカです。アメリカが第二イスラエル圏ですが、霊界を知りません。霊界と肉界を統一できませんでした。霊界と肉界を知っている人、アダムとエバが失敗した位置を知っている人が初めて真の父母の名をもってきて、統一しなければならないというのです。

真の父母は、世の中を救うことができます。どのように病気になったのかが分かっているのです。その次に、皆さんは、宗教の病気とは何かを知らずにいます。心情世界を知らないというのです。イエス様はイスラエルの国に来て、十字架で亡くなりました。十字架で逝ったので、十字架で来なければなりません。死の場をつくっておいたので、来られる再臨主が天下の平均基準を定着させるためには、この泥沼の場所に行って柱を立て、定礎石を据えなければなりません。そうすることができるよう決着をつけなければならない平和宣言の瞬間を迎えています。

その時間に先立ち、二〇〇三年十二月二十一日に一体統一式を宣布することによって、神様がこの争いの場の中で植えようとした第四イスラエル国が植えられました。それにより、亡くなったイエス様を、第四次イスラエル国の前に復活したイエス様として、王権を身代わりして守り得る位置に立てることができるようになったというのです。

45  二〇〇四年からは一切が統一されたという立場で、神様が思いどおりにできる時代に進んでいくことを知らなければなりません。神様の祝福を受けた私たちの家庭が、天国に入っていくことのできる特権をもち、天国の中で完成すべきものが天一国なので、天一国を代表して何をしなければならないのでしょうか。

今まで歴史的な旧約時代、新約時代、成約時代を経て、霊界に行っているすべての霊人たちと天使世界、地上にいる祝福家庭と天上世界の祝福家庭が一つにならなければなりません。地上の皆さんが神様のみ前に第三代の孫、孫娘の家庭のような立場に立ち、新しい血族を中心として、真の父母が一代であれば、皆さんは二代であり、皆さんの子女が三代ですが、この三代を中心として祝福することによって、霊界と肉界が一つになるのです。

解放的天宙統一国開天日宣布(二〇〇四・一〇・三、九里中央修練院)

46  二〇〇四年十月三日からは、「世界統一国開天日」ではなく、「天宙統一国開天日」になります。世界ではなく、天宙です。天宙・天地・天地人父母とは何でしょうか。無形の神様の実体をまとったアダムとエバが、成熟して結婚式をすることによって定着できる基準を失ってしまったので、これを真の父母を中心として蕩減復帰して成し遂げたということです。

神様は、二性性相の中和的存在であり、格位においては主体格です。そこに、アダムとエバの実体が現れました。エバは、アダムのあばら骨を抜き取って造られました。分かれたのです。分かれて生まれたものが成長しなければなりません。霊的世界の天宙的統一圏の父母は、心自体を中心として、体自体の実体的真の父母が結婚式をしたならば、完成したはずですが、そのようにはならなかったというのです。

アダム自体がいくら主体格になっているとしても、その相対格が完成しなければ駄目なのです。相対格も完成できませんでしたが、主体も完成できなかったので、この地に定着できません。ですから、この地上の祝福を受けた家庭は天国に入っていくはずなのですが、天国に入っていける門がすべて塞がったのです。それで、これを解放しなければならないというのです。楽園解放から地獄解放、霊界全体解放のために、祝福全体化を中心として、神様が宣布しました。

Atsuki Imamura