真の父母経 第328話

霊界・肉界総統一宣布式(二〇〇二・三・一、アメリカ、ハワイ)

34  父母様が地上だとすれば、興進君は霊界です。霊界と肉界が、新しい時代の終着点を越え、未来において、杖であれば杖、武器であれば武器が必要だというのです。そのようなものを準備しなければなりません。今まで、霊界は霊界で分立して役事し、地上は地上で役事しましたが、今や天一国を中心として、自主国勝利圏解放時代を迎えたので、すべてが共通目的を中心として一つになり、一緒に協力する時代が来ました。

ですから、今まで霊界と肉界が分かれて反対になっていたものが、今や兄弟圏、アダムが上に立って天使長が下に立つ、そのような立場になりました。霊界の祝福家庭もそのような意味で、アダム世界、地上の天一国を助けるべき時が来ました。ところが、天使世界は堕落したので、祝福を通した血統的関係をもつことができませんでした。それで、地上の祝福家庭を助けることによって、一体化するのです。

35  清平修錬苑で興進君がしていることとは何でしょうか。聖人たちを代表して霊界の司令官になり、今までセミナーを行って中間媒介の基盤を築きました。これを直接的に地上に連結させるための活動をしなければなりません。それで、皆さんが直接的に連結できる行事が、アメリカで挙行する十四万四千双の祝福です。この祝福は、地上だけでなく、地上と天上世界が力を合わせて行うのです。

霊界は別の国ではなく、別の血族ではなく、私たちの家と私たちの国です。私たちの家と私たちの国のこととして、これは、私が今まで加担して行うことであると同時に、永遠なる神様のみ旨を成就する過程に私たちが加入してすることです。これが、自主国勝利圏解放時代の活動です。自主国勝利圏解放時代を迎えたので、霊界や肉界が今や一つの道を行かなければなりません。ですから、皆さんが霊界に影響を与えなければならないのであって、霊界の支配を受けるようにはなっていないのです。

霊界の司令官は興進君です。イエス様の時代と正反対です。神様の位置に父母様がいて、興進君はイエス様の位置にいます。イエス様の位置にいる興進君が霊界に行って、現在、父母様のみ意に従う活動をしているのです。ですから、本来の関係にならなければならないというのです。地上に来て、天に対して霊界と肉界が分かれた立場ではなく、父子関係の一体圏で、自主的勝利の覇権に向かって前進すべき時に入ってきたので、これを宣言してあげなければなりません。その宣言は、ここの責任者もできず、清平修錬苑でもすることができません。

全体の責任は、神様がもつことはできません。父母様が神様にお願いして宣言することにより、そのような行事で開門が可能だというのです。

六千年役事大解怨式(二〇〇二・四・四、アメリカ、イースト・ガーデン、天宙清平修錬苑)

36  交叉結婚をすることによって、水平線、平衡線を中心として、個人と家庭も塞がったものがなくなってこそ、大きくなって上がっていき、世界まで包括できるのです。ところが、すべて塞がっています。サタンがそのようにすることによって交叉血統をつくったので、平衡線血統圏を中心として、個人解放圏から家庭解放圏、氏族、民族、国家、世界、天宙、神様解放圏まで、八段階の解放圏を形成しなければなりません。

そうすることによって、自分個人を蕩減して祝福を受け、家庭解放から神様解放まで八段階の基準を立てておけば、本然の基準を中心として、天地が和合できる時代に入るようになるのです。そこにはサタンがいないので、自動的に統一できる時代です。その時代を連結させるためのものが、二〇〇二年四月四日に行った六千年役事大解怨式です。

六千年役事大解怨式、大役事解怨総蕩減式を執り行ったので、サタンは後ろに退かなければなりません。サタンは、人類世界から去らなければならず、天のすべての祝福を受けた人は人類世界に訪ねてきて、故郷の地と国を探し出すために先頭に立たなければなりません。アダムとエバの家庭を中心として見るとき、アベルが兄になるべきなので、皆さんが先頭に立って進まなければならないのです。小隊長の年が幼くても、命令をすれば絶対服従しなければなりません。そうして、すべて一つにならなければならないのです。

絶対信仰、絶対愛、絶対服従できる心、一心、一体、一念にさえなれば、天が思いどおりに動くことができます。天運と天が思いどおりに動くのです。天地父母様の勝利基盤と条件、すべての主流思想の方向が目的地まではっきり連結されているので、走りさえすればよいのです。高速道路が連結されているので、すべて通じることができます。どこに行っても道は塞がっていないので、運転さえ上手にすれば、速く走っていくことができます。冒険が問題ではありません。

天地父母統一安着圏宣布(二〇〇二・六・一一、天宙清平修錬苑)

37  天地父母統一安着圏を宣布すれば、その天地父母によって祝福を受けた人々も安着し、安着した場に国家と世界が一つになれる橋が架けられることによって、大建設が始まるのです。霊人たち、聖人たちが来て、自分の祖国を中心として、天上世界と地上世界が一つになった立場で世界を救うための橋を架け、一つの国をつくるのです。

体と心が一つになったごとくに、一つの国を造らなければならない時が来ました。

38  皆さんが天地父母を中心として定着する時が来ました。皆さんは家庭で孝子、国で忠臣、世界で聖人、天宙で聖子の道理をすべて受け継がなければなりません。「家庭盟誓」の二番に出ています。皆さんは「家庭盟誓」を、ただそのまま唱えてはいけません。皆さんの骨肉から響いてくる最後の絶叫の言葉として、記憶しなければなりません。

今やすべての面で、天地父母と共に生きるのです。天地父母と生きなければなりません。一切を主体と共にして暮らすのです。縦的、横的天地父母を中心とした真の愛、真の生命、真の血統を受け継いだ祝福家庭、神様が共に同居できる祝福家庭の貴さを、新たに悟らなければなりません。

その祝福家庭は、今まで国がないので、アダム家庭で結実すべきその基盤を築かなければなりません。各自が分別された立場で結束し、そこから金氏であれば金氏、朴氏であれば朴氏を束ねて祝福が行われなければなりません。自分の一族を中心として、行わなければならないのです。

民族と言えば、十二氏族以上が入ります。大韓民国も長い歴史を経てきながら、様々な国の人の血が混ざっています。単一民族ではありません。戦争という悲惨な出来事を通して、あらゆる血統が混ざっています。ですから、十二民族を結合させてこそ、国家が形成されるのです。個人、家庭、氏族、民族、国家というように、五段階目に国家が連結されるのです。

39  神様の血族と地上の真の父母の血族が、祝福によって霊界祝福統一、地上祝福統一の基盤になっているので、天地父母が統一され安着するのです。地上・天上天国が出発するというのです。ですから、今から新しい時代に入ります。

それで、天地父母統一安着宣言なのですが、金氏であれば、自分の金氏だけではありません。天地を中心として霊界がすべて、聖人、賢哲たちがすべて一つになるのです。ソクラテスまで、五大聖人を中心としてすべて一つになるのです。

その次には共産世界、その次には韓国と日本とアメリカの先祖たち、王たちの伝統をこれから発表するでしょう。ですから、全世界の伝統の標準を中心として、祝福中心家庭は、常に霊界を考えなければなりません。今は天の国が主体です。堕落した世界ではありません。本然の世界になったので、堂々と主体になるのです。

Atsuki Imamura