御旨と海 第33話
オーシャン・チャーチ開拓の公式
先生が霊界に行ったら、皆さんは先生の精神を受け継ぎ、そしてさらに前進しますか。皆さんは「はい」と大きな声ではっきりと叫んでいます。本当に先生の伝統を皆さんが継承するならば、オーシャン・チャーチは素晴らしいものです。良いものです。それは二重の神様です。一つの神様は陸の神様、もう一つの神様は海の神様、オーシャン・チャーチはその両方ですね。我々は陸地に住み、海へ出かけます。だから二重の神様なのです。だからオーシャン・チャーチは本当に良いのです。そうなんですね。今、皆さん達は迫害を受けています。これは皆さんの未来が素晴らしいものだということを意味しています。今は誰も皆さんのことを理解できないけれども、後に人々は理解するようになるし、またその倍も皆さんを尊敬するようになります。
皆さんは海洋都市に責任を持ちたいと思っているのですか。各都市を発展させるための基本公式というものがあります。その都市に責任を持つための、またこの指導者になるための計画を立てる時、皆さんはそのことを考えなければなりません。その都市にやってきた時の皆さんの最初の疑問は「私は何をやるべきなのだろうか」です。船を出して魚を捕ることが、その始めでも終わりでもありません。皆さんがその年にニュー・ホープ号に乗って現れたら、人々はそれがムーニーの船だということを知るようになります。そしてまた、彼らはムーニーについて話し始め、皆さんが良い人であるとか、悪い人であるとか言うようになります。どの社会でも新参者をテストしようという傾向を持っているものなのです。
だから我々にとって最短コースは、その都市の主な指導者達と一つになる方法を見出だすことです。そうすればその共同体全部からのテストを受けなくてすみます。重要な点は、その共同体の指導者達、市長や警察署長、沿岸警備体の隊長、漁業共同組合の指導者、あるいはその他のビジネス面での指導者達にどうやって会うかです。ほんの数人の人達が皆さんと互いに理解し合い、一つになりさえすれば良いのです。重要な点は、皆さんがなぜそこにいるのか、何をその都市のためにやろうとしているのかを、どうやったら彼らに分かってもらえるかです。
先生自身もアメリカにやってきた頃、これと同じパターンに従って行動したのです。先生はこの運動のいろいろな側面であるIOWC活動、原理研究会、家庭教会、オーシャン・チャーチなどを始めたのですが、アメリカに着いたらすぐに、このアメリカの指導者達、市の役人達、上院議員や下院議員に会いました。その人達に会った時必ず、先生は何をするためにアメリカにやって来たのかを彼らに説明しました。その時は先生の言うことが彼らには分からなかったのですが、今ではその中の多くの人達がその意味するところを理解するようになってきています。
そういう方法を通して、アメリカの指導者達を動員するにはどういう運動をしたら良いのかを、先生は知ることができました。そして先生は新聞社すら準備し、六年前に発行を開始しました。ワシントン・タイムズ社部に来た人達は、我々がその新聞社を始めたからという、ただそれだけの理由でやって来たのではありません。基台が既に確立されていたから彼らはやって来たのです。彼らは我々のビジョンを理解できたからやってきました。
ワシントン・タイムズ社は発行を始めてから三ヵ月しか経っていないけれども、既に国家基準以上のレベルまで達しています。保守的団体は普通、お互い同士喧嘩するのですが、この新聞がアメリカのある偉大な資産であるという点については、全員が意見を同じくしました。ある保守団体はキリスト教を中心にしており、他の保守団体はアメリカのビジネス団体を基盤にしています。また愛国主義者の団体だと言っても良いでしょう。
それぞれの団体が一度は、先生に対して我々の運動に対して、反対の立場を取ったのですが、ワシントン・タイムズを通して、我々はその四つの団体を全部統一することができました。先生は今、法廷闘争の準備をしているけれども、それでも我々は絶えず前進を続けています。我々がこれら全部を既に達成したなどとは、まるで夢のような話だし、それについて全部語るのはとても難しいことです。例えば、小さな一つの例ですが、レーガン大統領が首脳会議の時にアメリカの四つの新聞社の筆頭通信員達を連れていきました。アメリカには一千七百五十三の新聞社があるのですが、レーガンは代表者四人しか連れていきませんでした。その中の一つがワシントン・タイムス社でした。我々が新聞社を始めてからほんの五日しか経っていないのに、こういうことが起こりました。どうしてワシントン・タイムズの筆頭通信員が選ばれたのでしょうか。それはこの新聞の高い質と勇気ある主張が、人々に認識されていたからです。彼らはそれを無視しようとは思いませんでした。
これは計画のほんの一部でしかありません。この基台の上に我々は全国紙を発行するようになります。そして主なテレビ・ニュース関係筋がしばしばそして絶えずワシントン・タイムズ紙を引用する時がやってきます。それからアメリカの報道陣の基本的な運勢を変えることができます。多くの保守系ビジネス界の指導者達がワシントン・タイムズの成功を信じ、それに投資したいと思うようになります。「時代」は本当に変りました。先生が皆さんにこう説明をしているのは、この国の将来の基盤が既に皆さんのために準備されつつあるのだということを、皆さんに知ってもらいたいからなのです。
どうして我々は、映画「仁川」にこれだけの努力を注いだのでしょうか。結果がどうであれ、動機は人々にマッカーサーを理解してもらうことでした。マッカーサーがどれほど神様を愛し、人民を愛したかを先生は示したかったのです。マッカーサーは第二次大戦後、日本へやってきてその国を復興させました。彼は本当に人々を愛し尊敬したのです。また彼は神様をとても愛し、専制主義と共産主義に対して猛烈に闘いました。先生はこの点を人々にも分かってもらいたかったのです。我々は神様を愛し、人民を愛さなければなりません。しかし共産主義はそれをその両方共を破壊するのだから、我々はそれを憎まなければなりません。これらの企画や活動のために先生はとても忙しくなるのです。皆さんは仕事が終わったらここに帰ってきて休憩することができますが、先生はほとんど徹夜して報告を聞いたり新しい指示を与えたりしなければなりません。先生は四六時中忙しいのです。ここにやってきて魚釣りをするような時間はほとんどないのです。ではどうして少なくとも十年間、先生はこういうことをやっているのですか。先生は毎年毎年前進し、それでも疲を知りれません。しかし皆さんはどうかと言えば二、三日出かけただけで疲れてしまいます。先生は皆さんを見ると恥ずかしくなります。
既に多くのメンバー達が海から逃げ去ったのを先生は知っています。今季は我々は週に一匹のマグロしか捕れないし、人々は我々がやってこないだろうと思っていました。とにかくわれわれはやってきたし、人々はそれでびっくりしているのです。彼らは先生がやってこないという確信を持っていたんですが、我々が漁をする理由は単に経済的なものだけではありません。我々は漁をしなければならないし、継続しなければなりません。そして伝統を打ち立てなければなりません。
先生は伝統が継続するように、少なくとも十人の「レバレンド・ムーン」を残したいと思っています。海洋都市へ行って、それを十年以内に復帰したいと思っている人は誰かいるのですか。皆さんの中でも何人の者がそのように考え希望を持っているのですか。皆さん一人ひとりが、海洋都市の漁師の中で最高の指導者になり、その基台を少なくとも百ヵ所の別の海洋都市に広げることができるならば、先生は何らかの価値あるものを残したと思うことができます。
もし百の都市があれば、我々はこの国の基台を持ったことになります。またそこで知名度の高い地盤を確立した人になれば、皆さんは魚の会社あるいはその関連会社を発足させ、その責任者になることができます。皆さんは自分の基台を急いで造らなければなりません。つまり、海洋都市へ行ったならば、皆さんは最高指導者に会って、その地の将来のためになる何か価値のあるものを与えなければなりません。皆さんは、若者達と共に働くことができなければなりません。皆さんは二つの問題を解決しなければなりません。それは人材と金です。どうやって育てることができるか。これは大きな問題です。もしこれらの問題が解決できれば、皆さんは大きな会社を、あるいはその他何でも始めることができます。問題はありません。問題はどうやって良いメンバーを育て、ちゃんとした経済基盤を確立するかです。もしこれらの問題を解決できれば後は何でもありません。まず第一に皆さんは、その地の主な指導者達と良い関係を結びます。それから、漁業面での主な指導者達、ビジネス面での主な指導者達と友達になります。彼らから知識と経験を学び、将来自分の会社の指導者になるための基台をそこから造ることができます。まず初めに、皆さんはこの二つの問題を解決しなければなりません。
皆さんは自分を訓練しなければなりません。皆さんを中心として、これらの問題は解決されることになります。皆さんにはそれができます。これらのことを皆さんは達成できるのです。夜も昼も一生懸命働かなければなりません。。そうすれば素晴らしいことが起きます。