真の父母経 第397話
二世教育と未来の指導者養成
真の父母様が天一国の開門をなしてくださったので、祝福家庭と子女たちは、天一国の定着をなさなければならない。天のみ旨と心情、そして、真の父母様の伝統は、真の父母様のみ言と生涯路程を学び、真の父母様を証し、真の愛の生活を実践するときに伝承される、真のお父様の聖和以降、真のお母様は、二世たちを、天一国を率いていく立派な人材として養成するため、天宙平和士官学校を開校し、二世特別修練会を開催するなど、多くの精誠と努力を傾けられた。
27 いまだに私たちが生きている世の中はサタン世界なので、皆さんが二世たちを育てるに当たって、まず心情的に原理が入らなければなりません。そうして、中心が立って絶対「性」を守る立場では、踊ってもよく、音楽をしてもよいのですが、成長して祝福を受けるまでは、よく面倒を見てあげなければなりません。
私(お母様)は、教会の復興と二世教育について強調しました。「祝福家庭の二世と世の中までも包括して、指導者たちを養成するために私が奨学金を出す」と話したのです。
28 統一家を導いていき、未来の責任者になるべき二世たちを見るとき、心配なことが多いのです。結論的に言えば、私たち全員が、責任を果たせなかったということです。このようになった現実に、私(お母様)が一度に責任を負わなければならない立場です。そうしようとするので、私がどれほど大変か、皆さんは分かりますか。内的なことから外的なことまで整備しなければならない立場なので、簡単なことではありません。
新しい家を建てるなら簡単です。しかし、建てられている家を再び直して修理し、きれいにするには、さらに多くの努力とお金がかかります。これを私が引き受けました。ですから、皆さんがそれぞれ責任を全うして、私を助けてくれなければなりません。
29 私たちの教会は六十年の歴史をもっていますが、二世たちのための環境ができていません。二世たちが、み旨の前に大きな役割を果たせるようにしなければなりません。子女がみ旨の中で育っていける環境を父母がつくってあげなければなりません。新しい歴史が出発している天一国時代に、二世を世の中から保護し、天一国の未来を担える指導者たちとして養成しなければなりません。
30 お父様が乗っていらっしゃったヘリコプターを売却する計画です。それで、お父様に報告しました。「私はこれを売って、後代のための指導者を養成し、二世を養育するための奨学金として使います」と申し上げました。すると、「お母様の思うとおりにしなさい」とおっしゃいました。
ところが、いざそれを永久保存できずに売らなければならないと思うと、とても心が痛みました。それでも、お父様をこの国と全世界に知らせ、統一教会が力強く栄えていくのを、人類と天のみ前に見せてさしあげたいと思うのです。
31 二世の皆さんは、学校でも、どのような所でも、真の父母様の子女であることを堂々と示さなければなりません。それが伝道です。学生は、学校で最高の学生にならなければなりません。一番にならなければならないのです。どのような環境にいようと、皆さんは最高にならなければなりません。
世の中の人々が二世たちを見つめていることを知らなければなりません。ですから、そのような中にいる皆さんは、どのようにしなければなりませんか。一生懸命に勉強し、またしっかり成長して、天のみ前に大きな人物にならなければなりません。真の父母様が成し遂げようとされているそのみ旨を、二世たちが共に成就できる位置に立つとき、世界の人が何と言うと思いますか。皆さんは勝利者になるのです。
32 人間の生は有限です。しかし、私たちが父母様のみ旨に従って実践躬行する生活を送るとき、永遠の世界で私たちは祝福される位置、愛を受ける位置、中心人物になる位置に立つようになることを肝に銘じなければなりません。このように見るとき、私たちの二世は、希望的で幸福な人々です。
皆さんが一生懸命に行動し、実践すれば、新しい生命を得る人が多くなるでしょう。そうなれば、真の父母様は「すべて成し遂げた」とおっしゃるでしょう。神様を中心とした自由、平和、統一、幸福があふれる世界には、世の中の法は通じません。弁護士、検事、判事が必要ない世界です。
それでは、私たちはどのようにしなければならないのでしょうか。その幸福な世の中に全世界の人類がすべて同参できるように、彼らに真の父母様を紹介し、教育しなければなりません。そのようにするときにのみ、この時代を共にした誇らしい祝福家庭、誇らしい統一家の指導者になるでしょう。
33 今は、教育に重点を置こうと思います。ですから、未来の指導者養成はもちろんですが、各界、各層のすべての指導者の位置にいる人々から教育していくつもりです。それは、世界平和のための最も早い道です。神様を中心とした一つの世界を成し遂げようとする活動です。
私たちが力を合わせて、自由と平和と統一と幸福があふれる真の愛の世界、すべての人が自ら考えて行動できる、真の愛の世界をつくらなければなりません。それは、私たち個人の心と体を一つにする運動から始めなければならないでしょう。
34 二世たちを良い環境で育つようにしなければなりません。み旨の中で、純潔で美しく、良く育つことができるようにするためには、父母が環境創造をしてあげなければなりません。ですから、学校でも、社会でも、堂々と真の父母様の二世、三世であることを誇れるようにしなければなりません。誇り高く育てなければなりません。彼らが私たちの希望です。
35 指導者は、「宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ」ということを常に念頭に置いて生活しなければなりません。二世たちを集めた場でも、これを中心として特別教育をしました。若い時には血気によって判断が曇りやすいのです。ですから、お父様もこのみ旨の道を歩んでこられる中で、体を打つ祈りの精誠をたくさん捧げられました。十数時間、汗を流しながら祈りの精誠を捧げたというみ言を、皆さんは聞いたと思います。
その上、お父様は火のような性格の方なので、不義を見ては我慢できない性格です。しかし、サタン世界を屈服させるために耐えてこられました。そのような忍耐が必要です。精誠が必要です。そうしようとすれば、自分自身を修めることができなければなりません。今後、私たちが進んでいくに当たって、一世と二世を分けることはできません。二世が中心になったとしても、一世に侍って共に進んでいかなければなりません。
36 天宙平和士官学校の士官学生は、摂理歴史に自らの名前を刻むことができるように、多大な努力を傾けなければなりません。それゆえ、きょうのこの場を、どれほど天が待ち望み、人類が待ち望んできたかを知って、一生懸命に勉強する皆さんになることを顧います。
天は、皆さんを助けるでしょう。皆さんは天と人類に負債を負う人にならないでください。皆さんの若さと覇気は、天国定着の礎と柱になるでしょう。私たちの目標は明確になりました。
私たちは必ず、命が尽きる日まで、この摂理の完成に向かって進まなければなりません。それで、皆さんを新しい時代、新しい歴史の天一国完成のための最初の実として結ばれる位置に立てました。有り難いことではないですか。皆さんが宣誓し、誓ったとおりに、一生懸命に活動してください。そうすれば、天地人真の父母様が常に皆さんと共にいらっしゃるでしょう。皆さんは、光ある者になるでしょう。皆さんによって、暗い世の中が明るくなるというのです。
37 皆さんは、天一国の民たちとして、全世界の人類を救わなければなりません。そのためには、皆さんの後継者を育てなければなりません。私(お母様)は皆さんに、名門の家を育てることを強調しました。名門の家は、自分よりも優れた後継者を育てなければならないのです。特に、家庭では父母よりもさらに立派な息子、娘を育てなければなりません。皆さんよりも立派で、さらに信頼することができ、より忠義を尽くす孝子、孝女をたくさん育てなければならないというのです。それでこそ、私たちの未来には希望があるのです。