父の祈り 第30話
天の愛が芽生える家庭の貴い価値を悟らせてください
お父様!
私たちは空手で出発しましたが、
今は何もうらやましいもののない立場に立っています。
私たちはお金が必要なのでもなく、
権力が必要なのでもなく、
世の中のある文化が必要なのでもありません。
それよりももっと必要とし、渇望しているものは
神様の愛であり、
父母の愛であり、
夫婦の愛であり、
子女の愛であります。
慕わしい天と地が喜ぶことのできる本郷の地で、
天のお父様を中心とした家庭を
私たちは追求しています。
お父様、
そのような家庭以上に価値あるものが
この世にまたとあるでしょうか。
金銀宝物が泰山のように多いとしても、
父母の愛を中心としたその家庭の因縁、
父母を中心とした兄弟の因縁、
それ以上価値のあるものがどこにあるでしょうか。
これをお父様が探してこられたことを知りましたので、
私たちがここで無限の価値を残すために、
ここで楽しみ、ここで誓い、
歴史を創建することのできる動機を連結させる
一つの張本人となるために、
統一の働き手となったことが
はっきり分かるようにしてくださいますことを、
切にお願い申し上げます。
お父様!
長い歴史過程において悲しみの涙を流してまいりました。
男女が出会う環境ごとに
悲しい事情が触れ合い、
歴史の峠道では
天の嘆息を呼び起こしたことを知っていますので、
今日私たちは
男女が真の夫婦となり、家庭を成して
お父様の恨みを解き、怨讐を防衛することのできる
鉄石のように固い橋頭堡となるようにしてくださいますことを
心からお願い申し上げます。
そのような立場で私たち自身を尋ね、
家庭を尋ね、氏族を尋ね、民族を尋ね、国家を尋ねて、
新しく自覚された世界に私たちは駆けていかなければなりませんので、
不足することがないようにしてください。
すべてを真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六八・一二・八)