父の祈り 第9話

四方性を備えた愛の存在とならせてください

お父様!
真を求めさまよっている人類の前に、
私一個体は神様の代表であり、
夫婦の代表であり、
父母の代表であり、
子女の代表であり、
兄弟の代表であることを知っています。
また、このような偉大な根本的な存在の位置を
決定できる心の安息所を、
私の一個体を通じて、
宇宙に成しておかなければならない
必然的な歴史路程があるということを、私たちは知っています。

今、私たち一個体において、
男性は真の姉を、真の妹を求めており、
真の母を求めており、
真の相対を求めており、
また、女性も真の相対を求めているということを
知っています。

このように同じ理念を求めさまよっている人類であり、
同じ立場に置かれている人類であり、
怨讐にしようとしても怨讐にできない人類であり、
創造理念によって結ばれるべき人類であることを知っています。
ところが、人類の堕落によって父母の愛が壊れ、
夫婦の愛が壊れ、
兄弟の愛が壊れました。
したがって、今日私たちがこれを探していくためには、
先に兄弟と兄弟同士が、
愛の感情を感じなければなりません。
ひいては神様の六千年の悲しみを代わりに担って
愛することのできる相対を探し出してこそ、
天と地を代表できる
原則的な基準が復帰されるという事実を
今、知りました。

今日、私たち一人の姿は単純な存在ではなく、
四方性を備えた、
どの一面も欠乏してはならない存在であるがゆえに、
私たちに兄弟がなければ悲しいものであり、
友達がなければ悲しいものであり、
父母がなければ悲しいものであり、
子女がなければ悲しいものであることを知るものでございます。
それは人間が四方性を備えて、
互いに愛し合うのが天理原則であり、
それが永遠の本心として
神様が許諾してくださった生の第一基準になるので、
現生活で
そのような原則を忘れてしまえば悲しむようになるということを、
ここに集まったあなたの息子・娘たちが分かるよう
許諾してくださいますことを
心からお願い申し上げます。
今、人類を
神様の身代わりに抱くことのできる心、
御子の身代わりに抱くことのできる心、
聖霊の身代わりに抱くことのできる心情を
備えるようにしてくださり、
私たちが天の子女として、人類を抱けるよう許諾してくださり、
そのような心を備え、
天を思い地を思うことのできる私たちとなるよう
許諾してください。
悲しみ、苦痛に当面しながらも、
喜ぶことのできるひと日を迎え、
永遠の万物世界の前に
一つの中心として復帰され得る喜びの日が、
早く臨むよう許諾してくださいますことを
心からお願い申し上げます。

このような絶対的な鉄則によって、
私たちの体から肉の父母、肉の兄弟、肉の夫婦、
私たちの心から心の父母、心の兄弟、心の夫婦、
永遠の理念世界から霊を中心として、
霊の父母、霊の兄弟、霊の夫婦として備えられた、
すなわち三大父母、三大兄弟、三大夫婦の三位型を
平面的な私たちの個体で
築くことができるよう許諾してください。
このような実体的な結実体として証となり、
神様の認定を受け祝福を受けることのできるひと日を
迎えなければなりません。

今、私たちの肉身の真の父母を、
心の真の父母を、
霊の真の父母を探し求めてさまよわなければなりませんが、
霊の父母はお父様であり、
心の父母は再び来られる主であり、
肉の父母は私たちを産んだ父母ですので、
これに相対となる私たちの子女、兄弟、相対を探し出せるよう
許諾してください。
主のみ名によってお祈り申し上げます。アーメン。

(一九五八・一二・二一)

Atsuki Imamura