父の祈り 第2話
お父様の本然の美を表せるようにしてください
創造主なるお父様!
あなたの美しさが
すべての万物万象に現れ、
あなたのみ手が伸べられた形状の上には、
玄妙なる顕現の美が
満ち満ちています。
人間に対する創造目的である美を、
きょうも休まず探し求められる
お父様の切ない心を、
私たちが体と心で体得でき、
あなたの愛のみ前に
美しさをもって対することができますよう
お許しください。
私たちの心が、お父様がお造りになった時の
本然の心でもって現れるよう許してくださり、
私たちの体が罪に染まらない
創造直後の体として、
その美を表せるようお許しください。
私たちの心と体が
神様の愛と心情に代わり、
神様が動ずれば私たちも動じ、
神様が静ずれば私たちも静ずることのできる、
完全無欠な本然の姿として立つことができますよう
お許しください。
これが、お父様が
今まで復帰摂理歴史を経ながらご苦労された、
一つの目標であったことを知るものでございます。
今、私たちが探すべきものは自らの心であり、
成すべきものは体でありますので、
それを探し立てることができるようにしてください。
そうして、お父様の本性の美を代表し、
敬拝を捧げることのできる一個体として
立ててください。
お父様のみ前に感謝と栄光の歌を捧げることができますよう
許してくださり、
これがご苦労されるお父様の目的であったことを、
私たちが骨身にしみて感じることができるよう
許してくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
私たちは堕落の血統を受け継いだがゆえに、
自分でも分からない間に
天を離れ、自分を重視する
生活をするようになり、
天倫を離れ、自分を中心として
動く者となりましたので、
これを回復して天倫に対することのできる
本然の心の叫びに導かれるよう
許してくださり、
本心の動きが私の体を刺激し、
天が取ることのできる本熱の自我を探し出せるよう
お許しください。
そうして、
億兆蒼生(=数多き未完成の霊人たち)に対する嘆息を私たちが解怨し、
天地のすべての嘆息を解怨して、
お父様のみ前に謙遜にひれ伏して敬拝を捧げることができ、
お父様の愛を受けることのできる子女として
立ててくださいますことを
心からお願い申し上げながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五六・六・一〇)