真の父母経 第368話

第三節   「双合十勝日」と後天時代の開幕

「双合十勝日」宣布

真の父母様は、二〇〇四年五月五日、全南・麗水の清海ガーデンで、「双合十勝日」を宣布するとともに、以前の時代を先天時代、以後の時代を後天時代であると宣言された。「双合十勝日」は、天と地が入れ替わり、上下、前後、左右が入れ替わる時であり、暗闇の悪の世界が消え、光明な善の世界を取り戻すことのできる日である。また、これに先立ち、真の父母様は四月十九日に、「安着侍義の日(安侍日)」を制定された。

1   二〇〇四年五月五日、きょうを期して、「双合十勝日」を宣布しました。五月五日は、五と五を合わせれば十数です。左手の五本の指で先天時代をつかみ、また右手の五本の指で後天時代をつかんでひっくり返し、一つにして十になるようにするのです。時計の針は右向きに回らなければなりませんが、サタンが左向きに回るようにしました。時計の針が左向きに回っていましたが、「双合十勝日」に合わせて右向きに回っていくというのです。ですから、先天時代を越えて、統一的理想の後天世界になりました。

神様の祖国と平和王国時代が発表されたので、すべての存在、すべての植物と動物から人間まで、そして霊界の霊人たちまで、神様の祖国と平和王国が設定されることによって、すべてが主人である神様のものとして帰っていくというのです。サタン世界はなくなるということです。ですから、神の日でないものがありません。今や自分の先祖や霊界に行っている宗教の教主たちは、ここに反対する人々や、教派分裂と家庭分裂をする人たちをすべて整理します。ここに反対するものも、祝福を通して完全に根まで引き抜くのです。

2   「双合十勝日」を定めることにより、天と地が入れ替わり、上下が転換し、左右が入れ替わり、前後が入れ替わって、悪の暗闇が先に始まったのを、善の光明として取り戻せるようになりました。そうして、光明の勝利が永遠に消えない正午定着の時として、天地人父母に侍ることができる勝利的本然の時代を迎えるようになりました。

そのようになって、人間の堕落によって平和王国ではなく闘争の悪なるサタン王権時代となっていたものを清算し、真の愛を中心とした平和の王国時代に正すことのできる最後の決戦をする日です。先天時代と後天時代がきょうを中心として入れ替わり、十三数を中心として天と地が一つになることによって、神様の玉座の権限が地上と天上で中心となり、あなたの真の愛、真の生命、真の血統の絆で一族が拡大された世界の場に立つようになりました。

また、その場であなたの統一的な天下の愛の王国を宣布することができ、祖国を宣布できる大勝利の日が、入れ替わるようになりました。

3   「双合十勝日」を中心として、旧時代と新時代が転換されるのです。左手の指五本と右手の指五本で十数、双合十数です。この双合十勝数が一つになることで、飛んでいくことができるのです。解放と釈放が起きる動機になります。旧約時代と新約時代の四千年を蕩減するのです。

イエス様の時代に、四十年にわたる蕩減復帰を通して王権を樹立しなければなりませんでしたが、それを失ってしまったので、これを探し出すために、第二次世界大戦以後に再臨主が再び現れるのです。そのように再臨主が来られて、失ってしまった国と世界、天の国と天宙まで再び探し出し、四十年を中心として天上・地上世界の祝福を完了しました。

そうして、十勝日を探し出すことによって、初めて神の国を中心として、後天時代の春夏秋冬を再び取り戻したのです。四千年、四百年、四十年、四年、四十ヵ月、四十日を中心として、すべてのものが蕩減され、越えていくのです。ですから、日数の解放のために「双合十勝日」が必要です。神様が初めて赦すことができる釈放の権限をもつので、地獄を撤廃し、天国化できる本然の地に戻してあげるのです。

4   二〇〇四年五月五日、「双合十勝圏の日」の出発を宣布し、天と地、人間と万物、先天と後天、陰と陽、そして、東洋と西洋の和合と統一を完成すべき時代が後天時代であることを、満天下に公表しました。堕落の後裔である人間の目では見ることはできませんが、天の摂理のみ旨は一寸の誤差もなく、今日、私たちが体に属して生きているこの時代を後天時代と命名し、宣布するようになりました。

このように、歴史上空前絶後の貴い天運の時代を開き、天は今、私たちに新たな時代に合う新しい絶対価値的生活を送りなさいという天命を下されるのです。

5   帰一数である十数を中心として、すべてのことを清算するのです。一、三、四、五、六、七、八、九数が、神様のものではありませんでした。今や一つの時代を越え、次元の高い一段階上がった帰一数である十数から出発するので、サタン世界を凌駕し、新しい天の世界に入門できる交差点をつくり、ここで「双合十勝日」を中心とした後天時代の出発を宣布したのです。そのようにすることによって、カイン圏が完全に屈服し、サタンの影があったすべての数の日々を踏み越えて、十勝の上に立つようになります。

今やカイン世界は過ぎ去り、先天時代の血統が変わった、後天時代のアベル的勝利の覇権を、兄の位置に代わって実行できる時代になったというのです。

6   二〇〇四年五月五日から暦が切り替わります。七日間隔の安息日の暦が、八日間隔の安侍日の暦に切り替わるのです。神様が日にちを占領できなかったので、春の季節を手にすることができませんでした。春夏秋冬の主人になれなかったのです。

今や、初めて後天時代を迎え、五月五日の十勝日を迎えました。これにより、神様がサタン世界の先天時代を左につかみ、後天時代を右につかんで、ぐるりと回るというのです。それで「双合十勝日」です。双合十勝圏だというのです。

7   二〇〇四年五月を迎え、「安侍日」を定めました。そうして、五月五日、十三日、二十一日を中心として、安侍日を三回終えることによって、新しい後天世界を迎えております。新しい勝利の世界を中心として、そして、神様の愛を中心として、真の愛と、真の価値観の一体理想圏を、万宇宙の中で成就すべき責任的召命の前に立っております。真の父母の名をもって全体を代表し、「双合十勝日」、双合十勝圏を形成したすべての日々が、一から十以下の日々と、四季と四年、八年、九数、十数を中心として、あなたが主人となられ春夏教冬を迎えることのできる新しい歴史時代を迎えました。新しい日と、新しい季節と、新しい年と、新しい十数を中心として、百、千、万の全体をあなたが主管できるようになりましたので、「安侍日」を制定したすべてのことが、あなたのみ意の中で日進月歩、発展することを切にお願い申し上げます。

Atsuki Imamura