真の父母経 第391話
第三節 真の父母様の健康生活
真の父母様の健康管理
すべての生命現象は、天理に従う。真の父母様は、天理法度に従った生活と運動により、健康を維持された。塩分の消耗を考えて水の摂取量を調節し、間食や過食をほぼされなかった。特に、創造本然の生活をすれば病気にもならないと教えられた。病気になっても、神様のみ旨と心情に没頭し、天運の保護によって健康を回復されることが多かった。
1 私は、自分自身のことを知っている人です。体のコンディションもそうです。一日に食べて寝るすべてのことは、誰のためにするのでしょうか。
ために生きる立場にいれば、病気も、ふろしきを包んで出ていかなければなりません。なぜでしょうか。天運が訪ねてくるからです。そのことを考えるのです。一生の間、そのように生きてきました。
2 お父様は朝、七分間だけ運動をすればよいのです。他の人々は三、四時間ずつしますが、七分もかかりません。数十年間、毎日そのようにしました。監獄や学生時代に、運動をしなかった日はありません。ですから、今持ちこたえているのです。目から肩から、すべての部位の運動をします。自分の体の管理をしなければなりません。原理は偉大です。原理を知ったので、監獄に入ってそれほど食べなくても、呼吸によって健康を維持してきました。
生命の要因として吸う酸素が貴いのです。呼吸をするのですが、新鮮な空気を中心として、太陽の光を浴びなければならず、水を飲まなければなりません。監獄にいて、働いているときも、太陽が昇ってくれば、トイレに行って太陽を眺めていたのです。新しい水と、空気と、太陽の光を取り入れなければなりません。これが生命の三大要素です。太陽の光と水、その次に、空気を新たに取り入れなければならないのです。
3 お父様は、できるだけ間食をしません。間食をすれば、多くの面で良くないというのです。自分が食べる標準の量を越えて食べてはいけません。そして、食べ物を食べるときは、おいしく食べなさいというのです。食べ物は、甘みが出るように食べなければなりません。たくさんかめば、甘みが出ます。
監獄に入れば、普通の人々は「おなかがすいた」と言って、一気に早く食べてしまいます。そうすると、一瞬にして消化され、栄養素の三分の一は排泄物に混ざって出ていってしまうのです。ですから、できるだけ長くかんで食べなさいというのです。そうすれば、甘い味がするのです。赤ん坊が甘い味を好むのと同じように、ちょうどそのようになります。御飯を食べるとき、焦って食べようと思わずに、甘みが出るように食べなければなりません。甘い味がおいしいのです。甘みの中に、栄養素があります。食べ物をたくさんかめば、水のようになって、栄養がよく吸収されるのです。
4 お父様は、今も疲れたという思いをもちません。疲れたと考えないので、疲れないのです。十二時間、二十四時間立っていても、何ともありません。お父様は二十時間でもびくともしないのです。健康だから、そうなのではありません。精神力で持ちこたえるのです。
自ら「年老いた」と思えば、それで終わりです。そうなれば、年老いた老人のようになるのです。年を取っていても、精神が萎縮しないように仕事をつくり、働かなければならないという思いをいつでももっています。そのような精神的な基台が崩れないので、健康を維持しながら、どんな困難も越えていけるのです。精神力は偉大です。
5 お父様が二十代の時は、しなかった運動がありませんでした。運動をしたので、私の体のどこかが悪くなれば、治療できる方法を悟って、今日の健康を維持していると言えます。その次には、精神的信念です。高い所に行くときも、高いとは考えず、低い所に行くときも、低いとは考えません。精神的安定点をつかむのです。
6 お父様は、疲れたら肩をほぐします。手すりがあれば、そこに行ってほぐすのです。眠気を感じても、トイレに行って五分だけいれば、眠気が逃げていきます。眠気よりもっと強い力を吹き込めば、すべて後退してしまうのです。風が吹けば、雲がすべてなくなるのと同じです。精神力でバランスを取るのです。間食をとりません。妨げになります。水もむやみに飲まず、果物が置いてあっても、むやみに食べません。
御飯を食べるときは、おいしく食べなさいというのです。どのように食べるにしても、おいしく食べなさいというのです。ですから、おかずはあまり必要ありません。三種類以上は必要ないというのです。人は老いれば、膝から下が問題になります。座っていて立ち上がるときが問題です。それで、運動するのです。ぴたっと立って支え、中腰になってまた立ち上がるのです。
7 お父様には、運動する方法がたくさんあります。春夏秋冬で変わるのです。春にする運動と、他の季節にする運動は違います。気候が違い、湿気が違うからです。運動をすれば、菌が生じても、菌が死んでしまいます。監獄でも、私が開発した運動をして生き残りました。今もそうです。私がする運動は、時間が長くかかりません。三時間、四時間運動する人も、私が健康を維持する基準に付いてくることはできません。
骨髄の頂上からするのです。精神的に行うのです。目が痛ければ、その痛みより、何倍もの力を目に込めれば、良くなります。今もそうです。二十四時間、寝なくても持ちこたえることにおいて、誰も私にかないません。いくら具合が悪くても、車に乗りながら運動をするのです。
真の父母様の健康秘法
真のお父様は、六度の監獄生活をするなど、身体的に耐え難い苦難を体験したが、特別な健康管理を通してこれを克服された。特に、獄中で授受作用の原理を適用した呼吸法や体操など、多様な健康法を開発された。持って生まれた丈夫な体力もあったが、このような健康管理は、超人的活動を行うにおいて、大きな力となった。真のお母様は、主に食事療法とウォーキング運動を通して、健康を管理された。
8 呼吸をするときは、深く吸わなければなりません。呼吸をするとき、「フーッ!」と吐けば、(肺が)空っぽになります。空っぽになるので、健康になるのです。歩いてこそ、健康になると思っている人がいますが、私は歩かなくても健康になる方法を知っています。一里を行くとすれば、百里の道を行く力を、一里の道を行くためにすべて注ぐのです。たくさん吸い込み、たくさん吐くのです。そうすれば、肺でたくさん吸収されて、新しい血が心臓に行きます。短く息をすると、心臓に回るものがありません。お父様はその運動をするのです。
監獄に入っても、その運動をしました。力を入れて踏ん張り、「うーっ!」と息をするのです。力を入れてそうすれば何倍になるでしょうか。運動の中で、それ以上の運動はありません。七分から十三分あれば大丈夫です。力を入れて、肺をぎゅっと閉じ、息をしないのです。そのような時は、ひよめきを狭めなさいというのです。そのような運動が肺運動です。
9 鼻をつかみ、口をぎゅっと閉じながら、息を力いっぱい吐き出せば、目からも空気が出て、口からも空気が出て、耳からも空気が出ていきます。そのようにして、詰まったものを掃除してあげなければなりません。そのようにしてこそ、老いても耳が遠くならず、目がかすまず、死ぬまで健康なのです。そのような運動をすれば、首の運動まですることになるので、筋肉が丈夫になります。そのようにしてこそ、鼻が四方に通じるのです。朝、鼻をつかんでこの運動をしてみてください。このような運動をする人は、風邪も引きません。お父様が健康なのは、そのような運動ができるからです。
10 息を一度「スーッ」と吸い込めば、これがどれくらい続くでしょうか。肺活量を増やすためには、水に潜ったり出たりしなければなりません。百メートル走を朝夕にすれば、呼吸が健康的で、バランスの取れた自分のペースを維持するようになります。それが、健康状態を維持するための秘訣です。肺活量が増え、息を長く吸うこともでき、水の中に入っても長い時間、耐えることができるのです。肺活量が多ければ、空気がたくさん入って酸素が多く補給されるため、自然に長くいられます。それはすべて、科学的なのです。
道を歩くときの自分の癖は、地面を見つめながら歩くでしょうか、遠い所を眺めながら歩くでしょうか。道を歩くとき、胸を張って歩きなさいというのです。顔で一番貴いのが鼻です。鼻が標準になっています。何をするとしても、ここに合わせなければなりません。
11 へその運動をしなさいというのです。急所という所は、すべて隠されています。すべてへこんでいるのです。それを押せば、本然的な力、強大な力が連結されます。人体の中で、一番へこんでいるのがへそです。ですから、重要な神経はすべてここに連結されているのです。朝起きて他の所の運動をするのではなく、ここの下のへこんだ所、へそに力を入れなさいというのです。へこんだへそが、ぼこっと出てくるように力を入れてみなさいというのです。そのようにすれば、病原菌で塞がったすべての細胞が通じるようになるのです。
12 皆さんは、呼吸とともに、末梢神経のための運動をしなければなりません。人は年を取れば、呼吸が乱れることによって末梢神経が鈍くなります。そのことで体のバランスが崩れ始めるのです。バランスを取るためには、安着、定着のための運動をしなければなりません。踊るのも、歌うのも、武術をするのも運動です。すべて、健康のために、人間らしい生活をするために、精神分野にまで連結させて、安着させるためのものなのです。武術の技術も、困難な環境から保護するための、自らの護身の次元で絶対に必要なものなので、外すことができません。
13 お父様は顔を洗うとき、水で目から洗ってあげます。きれいに手を洗い、目を洗ってあげるのです。目を洗ってあげ、そっと押しながら運動をしてあげるのです。このようにすれば、目覚めた時より爽快です。運動したので、意識がはっきりします。そのようにしてからどこかを見つめれば、違うのです。焦点が合います。
鼻も同じです。水で目を掃除し、次に、鼻を掃除してあげます。このように鼻をつかんで、「フッ」と空気を吹くのです。その次に、喉の運動をします。一生の間、話をたくさんしたからです。目から鼻と喉は、通じている器官です。これを掃除して、そのような運動をしなければなりません。そのためには、呼吸をしながら運動するのです。短くして、このように運動をすれば、喉がかれても、ほぐれます。
その次は、肩も運動します。プラスとマイナスの感度が強くなれば、低気圧は出ていき、高気圧が占領します。同じです。その運動をしなければなりません。なぜ運動をするのでしょうか。呼吸による新陳代謝が、拍子を合わせて円滑に円形の軌道を走るので、疲れが解消し、健康に、よく育つのです。お父様がする運動は、屈伸運動のような運動です。末梢神経を中心として、自分の体のバランスを取るのです。このように立って、体を支えることができます。