真の父母経 第381話

14  天の伝統を立てなければなりません。常に真の父母様のみ言を訓読しながら生活する皆さんにならなければなりません。皆さんが生活し、皆さんが働く場所で、父母様にどれくらい絶対的に侍って生活するかによって、その結果が違ってくるという事実を知るでしょう。絶対信仰、絶対愛、絶対服従で、ために生きる生活をするようになれば、天の大きな祝福があるでしょう。(真のお母様; 2013/03/22)

15  皆さんは今後、お父様が霊的に共にいらっしゃることを体恤するようになるでしょう。お父様が約束されました。お父様にお目にかかりたければ、多くの実績をもってきて、お父様にお会いしてください。お父様は普段、手足を人にお見せになることはありませんでした。「監獄でも自分の体を保護した」と語られました。どこでも、どんな人の所にでも行って、霊的な役事をされると思いますか。一糸乱れず、心を一つにし、志を一つにして、原理を中心として進みましょう。基元節を前にして、すべての統一家の食口たちは、自らを再整備しなければなりません。(真のお母様; 2012/10/25)


第三節   天一国三大経典の編纂

天一国経典の編纂と伝統確立

天一国の三大経典は、真の父母様が一生涯、語ってくださったみ言を主題別にまとめた天一国経典『天聖経』、真の父母様の生涯路程と業績を収めた同『真の父母経』、そして、世界平和を実現するために、地球村の至る所で宣布された講演文をまとめた同『平和経』のことを言う。真のお母様は、真のお父様の聖和直後、真のお父様の伝統と遺業を伝承するための最も重要な課題として、経典の編纂を指示された。後代に永遠に指針となる教材教本にしようとされたのである。このように、天上の真のお父様と一心、一体、一念、一和、一核の立場において摂理を経綸される真のお母様は、天一国経典の編纂を通し、神様と真の父母様の伝統を確立するためにこの上ない精誠を尽くされた。

1   お父様のみ言を早急に整理、整頓しなければなりません。多くのみ言がありますが、それが整理できていないままになっています。あらゆる書籍がそうです。二千年のキリスト教の歴史を見ても、聖書一冊でこのように全世界にイエス様のみ旨を広げてきたわけですが、お父様のみ言が整理、整頓されなければ、未来に混沌が訪れるでしょう。

後代の人が見ても批判できない原理原則によって、根も一つであり、幹も一つであり、実も一つである永遠のみ言として残さなければなりません。すべての人々がその日その日を生きていくうえで、み言が生活基準になり、標柱になり、生活指針にならなければならないのに、いまだに整理、整頓されていません。ですから、とてももどかしかったのです。

例えば、原石があるとしましょう。いくら貴い原石でも、磨いて光が出るようにしなければなりません。お父様のみ言は、一言で言って、原石は原石ですが、精製されていない原石と同じなのです。私(お母様)までそのままにしておけば、誰がこれを磨きますか。皆さんはもちろん、誰にもこのことはできません。私がしようとしていることは、天を栄えさせようとして行っていることであり、み言が永久に保存されることを願って行うのです。後代にいくら有能な人が現れたとしても、このみ言には手を付けられないようにするためです。それは、私にしかできません。(真のお母様; 2013/01/07)

2   皆さんは、私(お母様)くらい摂理歴史を知り、原理を知っていますか。既に成し遂げられた状態しか分からないでしょう。ですから、私がするとおりに従ってきなさいというのです。すべて皆さんの後代のためにしているのです。

皆さんが天命を全うして霊界に行く時に、この(天一国経典)『天聖経』を抱いて行くようにするために、新たに出版しました。そうして、お父様に、「私が生きている間、お母様の教育を受け、お父様のみ言を愛して抱いてきました」と申し上げなさいというのです。私は地上できれいに完成、完結、完了しようというのです。(真のお母様; 2013/01/07)

3   私たちは、真の父母様に感謝しなければなりません。私たちは、み言を通じて蕩減の原則を知ったのであり、その蕩減を通じた復帰の原則を通過しなければ前に進めないことを知りました。ですから、皆さんも父母様と同じ心情圏に立たなければならず、さらには同じ心情圏で生きなければなりません。

真の父母様の立場から見れば、真の家庭の子女たちも、この点では皆さんと全く同じです。今後、私(お母様)が生きている限り、私は、皆さんと真の家庭が真の父母様と同じ心情圏に正しく近づけるように天の伝統を立てていくでしょう。その伝統を立てるために天一国経典を編纂するのです。(真のお母様; 2013/04/20)

4   み言は真理です。原理です。そして、皆さんは、真の父母様に愛をもって心情文化世界を築いてさしあげることができなければなりません。そのために、皆さんが最善を尽くしてくれればと思います。皆さんは、どのような生活が、天上にいらっしゃるお父様の教えどおりに生きることなのか、よく知っているでしょう。皆さんは、お父様のみ前に成熟した息子、娘として立とうと誓わなければなりません。(真のお母様; 2012/09/03)

経典の編纂過程と摂理的意味

天一国経典の編纂は、第一に、蕩減復帰摂理路程を歩まれた真の父母様のみ言と生涯路程および行跡を、永遠の歴史的遺産として伝承し、第二に、天一国のビジョンとその民たちの生活指針を立てるというところに大きな意味がある。最後に、訓読を通して人格化が成され、その地平が世界と天宙まで拡大されることを意味する。三大経典のうち、二〇一三年の基元節に天一国経典『天聖経』・『平和経』が奉献された。日本語版は、その年の真のお父様の聖和一周年に奉献され、英語版は二〇一四年の聖和二周年に発刊された。スペイン語、フランス語をはじめとする他の言語での発刊の準備も、続けて進められた。『真の父母経』韓国語版は、二〇一五年の基元節に奉呈された。

5   お父様の業績は、堕落した人類の前に宝石のような真理の「真のみ言」を下さったことです。このみ言が散り散りにならないで美しい宝石になり、(天一国経典)『天聖経』という本の中にひとつなぎになっていることを思うとき、あまりにもうれしく、感謝です。今、私たちは、天一国時代に拍車を加えるべき立場ですが、このみ言こそ、天一国の実質的な中心になります。結実です。柱です。このみ言と一つになり、皆さんが与えられた立場で責任と使命を果たしていくならば、天はどれほど喜ばれるでしょうか。

私たちには、今なお天が願われるみ旨の前に果たすべき責任が残っています。全世界の人類を一日も早く天一国の民として導いてあげるべき責任が、私たちにあります。先に来た者としての責任があるというのです。天一国の孝子、忠臣の位置、主人の位置にみな立つことができます。しかし、皆さんが現実において怠けていれば、天は待ってくださいません。

皆さんがどのように実践躬行すべきかを再度決意し、(天一国経典)『天聖経』・『平和経』の出版記念式を期して、天が私たちに下さった宝石のようなこのみ言を中心として、全人類の救援に総力を尽くしてくれることを願います。(真のお母様; 2013/06/10)

6   み言は私たちの根本です。私たちの人体で言えば、脊椎です。脊椎に問題があれば、すべての臓器がゆがんでいきます。そして、病気になります。とても重要だという話です。天一国経典が出てくることによって、私たちはお父様と共に生活するようになるのです。正に神霊と真理で一つになって生かされるようになるというのです。ですから、これが、どれほど皆さんにとって生命のみ言となるでしょうか。

渇いた人がいてはいけません。皆さんの子孫のために、このみ言が皆さんの中で息づいていなければなりません。そして、皆さんだけがそのようになるのではいけないのです。「私たちは環境創造をしなければならない」と言いました。私たちによって善の版図が大きくなれば、暗い影は自然に消えるでしょう。なくなるようになります。(真のお母様; 2013/08/24)

7   皆さんが生きている時に一人でも(多くの人に)真の父母様を教えてあげなければなりません。私たちが生きている理由は、天地人真の父母様を教えてあげるためです。それを忘れてはいけません。それがなければ皆さんの生命もないのです。それを思うと、私(お母様)は一日が千年のようです。お父様の歴史的な全生涯を中心として、後代のために残すべきことが重要です。

私は、お父様のみ言を天一国経典として整理して、皆さんが毎日持ち歩くようにしたいと思っています。キリスト教徒たちが聖書を毎日持ち歩くように、私は、お父様のみ言である(天一国経典)『天聖経』・『真の父母経』・『平和経』を、皆さんの懐から離すことのできない本にしたいと思いました。この本を通して多くの生命を救うことができるので、これは道具です。どれほど貴い道具か分かりません。人類を生かすみ言が出てきたので、これを、生命を生かす道具として活用しなければなりません。(真のお母様; 2013/04/15)

8      皆さんの先祖たちを解放してあげなければなりません。先祖を解怨し、すべての蕩減から抜け出すことができる環境をつくって熱心に伝道しなければなりません。伝道するときには、死生決断、全力投球をしなければなりません。そのようにするために、み言のエキスのような(天一国経典)『天聖経』・『平和経』を私がつくりました。今、「一人でも多くの人に、真の父母様を知らせなければならない」と言って、夜寝なかったとしても努力する皆さんにならなければなりません。そして、実践躬行しなければなりません。(真のお母様; 2013/06/23)

Atsuki Imamura