真の父母経 第135話
真の父母様への誇りと愛は三百六十万双祝福完遂
16 一九九七年の標語は、「真の父母様への誇りと愛は三百六十万双祝福完遂」です。「真の父母様を誇り愛そう」は、一九九六年の標語でした。今年、三百六十万双の祝福が完成すれば、これは天宙史的な事件になります。
三百六十万双の祝福が完成したとすれば、その次は三千六百万双の祝福をするのです。サタン世界のあらゆる完全数を越える勝利的覇権が、地上に設定されると見るのです。
三千六百万双を完成したのち、三億六千万双、三十六億双をするようになれば、人類がすべて祝福を受けるのに何年あれば終わるか、考えてみなさいというのです。
家庭は、アダムとエバの時から、男性と女性にとって必ず必要だったように、どんな時代、どんな延長の歴史を経ても、この公式は変わりません。そのような二人が一つになって着地するのが、アダム家庭でした。そのアダム家庭は、歴史性を超越し、永遠に続くというのです。
17 「真の父母を誇り愛そう」という言葉を、皆さんの前に掲げるためには、父母様が神様を誇り、愛さなければなりません。そうして、神様が見るとき、「本当によくやった。愛した」という条件を立てたことを受け継いで、皆さんも真の父母様を誇り愛さなければなりません。父母様が神様を誇り、愛したのと同じように、皆さんも神様を誇り、愛さなければならず、真の父母を誇り、愛さなければならないというのです。そのような伝統的内容を知らなければなりません。
父母様が世界的メシヤだとすれば、国家的メシヤの立場でなければ、父母様を誇れる道がありません。国家的メシヤが、そのもとにいる人々に誇るために教育しようとすれば、氏族的メシヤをもたなければなりません。そして、氏族的メシヤが自分のもとの後代と先祖に誇るためには、家庭的メシヤの系列をもたなければならないのです。それがメシヤ思想であり、真の父母が行くべき道です。
メシヤと言えば真の父母のことですが、真の父母になろうとすれば、神様を誇るのと同じ伝統を家庭に立てて、自分の父母を誇らなければなりません。神様を愛するのと同じように愛さなければならないのです。そのような家庭的な愛と誇りの圏を中心として国家的な愛と誇りの圏、世界的な愛と誇りの圏、天宙的な愛と誇りの圏に上がっていき、天の祝福に代わって下りてきて、初めて天国の家庭として、解放圏を手にして生活できるというのです。
真の神様を絶対に誇り愛することは三億六千万双の祝福完成とサタン世界の血統断切
18 一九九八年の標語は、「真の神様を絶対に誇り愛することは三億六千万双の祝福完成とサタン世界の血統断切」です。「真の父母様への誇りと愛は三百六十万双祝福完遂」は、一九九七年の標語です。
今年の標語は、「三億六千万双の祝福完成」であり、その次には「サタン世界の血統断切」です。それさえ刻みつければよいのです。昨年は「真の父母」でしたが、今からは「真の神様」です。そして、三億六千万双の祝福完遂であり、サタン世界の血統断切です。このために神様が苦労したのです。この根を抜いてしまわなければなりません。これを抜き取れる力が、父母様にはあるというのです。
19 私たちは、祝福行事をして、今まで四千万双の祝福を完成しました。これは世界的事件です。一時に通り過ぎる事件ではなく、歴史にただ一度しかない事件です。誰も再び行うことはできないのです。過去にもなく、未来にもありません。この三億六千万双の祝福は、歴史に一度しかないのです。一度しかないこの三億六千万双の峠を前にして、私たちが歴史をすべて清算するのです。
神様を解放し、サタン追放、汚したサタンの血統を完全に断切、撤廃しなければなりません。大転換と大転覆の時代が果るのです。私たちが今まで成し遂げた四千万双の祝福は、世界がすべて知っています。知らない国がありません。
ですから、皆さんは現地に行って、青少年の問題を解決しなければなりません。青少年の問題は、私たちの家庭も、私たちの町も、私たちの国も責任をもてず、どんな環境も責任をもつことができません。すべてにとって問題です。
青少年の時に堕落することによって、アダム家庭が破綻したのですが、エデンにおいて春の季節にそのような種を蒔いたものが、秋の収穫期の「終わりの日」になって、世界的に実を結んだのです。これをまとめて、すべて燃やしてしまわなければなりません。残すもの、収めるものは一つもないというのです。大転覆させなければなりません。
真の祝福天宙化とサタン血統根絶
20 一九九九年の年頭標語は、「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」です。サタン血統根絶は、サタン世界と関係がないということです。真を中心とするとき、偽りが相対の位置に立つことはできないというのです。ですから、一九九八年には「真の神様を絶対に誇り愛することは三億六千万双の祝福完成とサタン世界の血統断切」として、「真」という言葉を使いました。神様が真の位置に立たなければならないというのです。
今までは神様が救援摂理をしてきたので、サタンに押さえられてきました。しかし、アベル的基準でカイン的基準を自然屈伏させ得る環境を経るために、「真の神様を絶対に誇り愛することは三億六千万双の祝福完成とサタン世界の血統断切」という言葉を使ったのです。三億六千万双の祝福をすれば、サタン世界の血統を断切できるのです。
既に一九九八年九月三十日を中心として、越えていくことができる時代に入ったので、今や天と地において、相対的関係の闘争的時代が過ぎ去ります。峠を越えたというのです。今、地上における三億六千万双の祝福完成は、この峠に集まってするのではありません。本然のアダムとエバの位置に立ち、世界人類を祝福することによってこの峠を越え、本来、アダム家庭の位置に立つべき人たちが祝福を受けた立場に立ったので、天と地を塞いでいた塀が崩れていくのです。
ですから、一九九九年はサタン血統根絶です。根を抜いてしまわなければなりません。そのためには、祝福の恵沢圏を天宙、霊界と肉界に一元化しなければならないというのです。
21 今年は一九九九年ですが、九九九の九数はサタン数です。九九九は、蘇生、長成、完成ですべて十数に近づきます。解放数になるとみなすのです。真の祝福とは、祝福が完成したという意味です。ただの祝福ではありません。真の祝福の天宙化です。神様の心に最後に残った宇宙的解放の定着、完全に定着できる真の家庭を祝福してあげようというのです。
その次には、サタンの根を根絶しようというのです。最後です。一九九九年を逃すことなく、精誠と愛の心を宇宙に拡大して祝福するようになれば、世界は自然に従ってきます。「私」がプラスになっているので、マイナスが付いてくると考えるのです。そのような心をもって、皆さんの町に祝福を受けていない人がいないようにしなければなりません。皆さんが、家ごとに愛の絆を残していない所がないようにしなければなりません。そのようにしてこそ、神様が主体として愛の心で日の光のごとく照らしてくださるように、解放圏が広がっていくというのです。
それを知っても行くことができなければ、脱落して、あの国(霊界)に行っても嘆くことすらできません。ですから、福を受けようと考えず、理解してほしいと思ってはいけないというのです。父母様がそのように生きてきました。神様が関心をもっていなくても、それをしたのです。報告もせずにしたのです。そのようにしてみると、自然にできたというのです。自然の道理です。アダムとエバが報告して完成するようになっていますか。自然の道理によってできるようになっています。ですから、神様に報告しなくても、その前に出ていって、報告したこと以上の価値として実を結ばせるというのが天理大道の原則です。
22 一九九九年の標語は、「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」です。「断切」には様々な方法があります。葉も断切し、枝も断切し、大きな幹も断切します。「断切」という言葉は、根を抜くという「根絶」とは違うのです。
女性の根を抜かなければならず、男性の根を抜かなければなりません。根の出発はサタンです。サタンが先に根を下ろしました。皆さんはその根につながっています。皆さんに堕落性が残っているのは、サタンが関係を結んだからです。
神様の最後の願いは、皆さんの家庭を一つ一つ救うことではありません。サタン世界の根をどのように抜くかということです。この根を抜くときは、神様が怨讐のようにたたいて抜くのではありません。偽りの愛によってこれを植えたので、抜くときは真の愛で抜かなければ、抜けないというのです。