真の父母経 第121話
18 「世界平和教授アカデミー」を通して、全世界的に原理研究教授会をつくります。今、韓国と日本でそれをしています。そうして、教授たちが「統一原理」を研究し、しきりに発表しています。
私たちは今まで、「科学の統一に関する国際会議」をたくさん行い、多くの学者たちをまとめてきたのですが、そのような学者たちを中心に、どのようにすればその国の責任者たちが統一原理公聴会をすることができるようになるかを研究しなければなりません。
反対するキリスト教の責任者たちと教授が対話しなければならないというのです。教授と対話するようになれば、牧師たちは完全に頭を下げます。
その次には、今の既成宗教と一つになって、たくさんの人と接触させなければなりません。教会が一気にこちら側に来れば、人々が一遍にやって来るというのです。
このように多角的な活動を展開して、何としてでも六百人ずつ行い、三万人を完全に確保して教育しなければなりません。私たちが国家的に動けば、若い人々が押し寄せるのです。
指導者に対する「勝共思想」教育と海外研修
真の父母様は、一九六八年一月十三日に「国際勝共連合」を創設され、韓国では各界各層の指導者たちを対象に、南北統一に備えて「勝共思想」および「統一思想」の教育を持続的に実施された。そして、「国際勝共連合」は、アメリカと日本で研修を行い、「勝共思想」と真の父母様の世界的活動を紹介することによって、韓国の社会指導者たちに多くの感動を与えた。
19 南北統一に備えて、組織編成をしておかなければなりません。平和大使たちを「勝共理論」と「統一思想」、「統一原理」で武装させることにより、世界を収拾していかなければなりません。
何としてでも、百二十ヵ所に平和大使を配置しなければならないのです。平和大使たちを班里面(パンリミョン)、班統洞(パントンドン)に配置しなければなりません。地方や首都圏もみな同じです。そのようにすれば、全体がまとまった組織になります。そのような組織をつくって、毎日のように思想武装をしなければなりません。
20 お父様のことを愛国者だと認定する人々から、必ず教育しなければなりません。国会議員たちに「原理」と「勝共理論」、「統一思想」まで教育しなければなりません。お父様に勝つことのできる何かがないのなら、付いてきなさいというのです。韓国の政治の風潮では、何もうまくいきません。アメリカや日本も同じです。
お父様は絶対価値を中心として、今まで平和運動を行ってきました。そのようにした人は私しかいません。世界がこれを大いに尊敬しています。尊敬することで終わってはなりません。尊敬した基盤を歴史の伝統にして、後世に残さなければならないのです。着地が必要です。
21 キリスト教徒たちが「統一原理」を聞いて、驚いています。アメリカ研修に参加した校長たちの中にも、キリスト教徒たちがたくさんいます。そこには異議があり得ません。良いといううわさをみな聞いたというのです。昔は、同じみ言を聞いても、悪いと考える目で見て、そのような耳で聞いて、そのような心をもって聞いたので、それがすべて、自分をたたき潰そうとし、食いものにしようとする言葉にばかり聞こえたというのです。
今や、うわさがたくさん立ったので、一度聞かなければならないと思って、心の門を開いて聞いてみると、一〇〇パーセント響くのです。最近、国家を導いていける思想として教育するに値するものがないので、教育部(日本の文科省に当たる韓国の中央行政機関)から私たちの責任者の所に何日かごとに訪ねてきては、「教育してほしい」と言うのです。
今や、互いにアメリカ研修に参加しようと言って列をつくっています。今回は、キリスト教の長老たちを連れていこうと思います。既に教育を受けた人は二万人近くなりますから、今や中流階層はほぼすべて通じます。知らない人がいないというのです。
22 今まで、「国際勝共連合」と統一教会を通して訓練を受け、教育された人々は本当にたくさんいます。皆さんが今まで関わりをもってきたその人々を、すべてまとめなければなりません。
その次には、アメリカ研修に行った教授と小学校、中学校の校長、教頭、教師たちをすべてまとめるのです。ですから、今回、私たちの協会の組織を一元化しました。今まで原理研究会の学生たちは別途に活動しましたが、今やそのような時は過ぎ去りました。みな一つの家に入ってきて暮らすべき時が来たのです。怨讐たちはすべて倒れました。ですから、みな一つに束ねたのです。
今に学生局ができるでしょう。学生局は、教授たちと中学、高校の校長たち、小学校の教師たちまで束ねて配置しておくのです。すべての家庭が、教育機関に関係しています。家庭には小学校や中学、高校、大学に通わない子女たちがいないので、このような教育機関で中心となって動けば、その家庭は相対的に、自然に動くようになっています。
学生さえ復帰しておけば、学校の先生や家庭がすべて動くというのです。私たちは学生を動かすことができます。学生たちを連れてきて一週間だけ原理を教えてあげれば、すべて回っていくのです。
23 アメリカ研修に行ってきた人が、五万人を突破しなければなりません。今までアメリカ研修に行ってきた人が三万人を超えると考えます。五万人に研修を受けさせれば、一つの郡(地域)では二百人になります。
アメリカ研修をさせたのは、今後、国家を動かすときに、中心となって動く人脈が必要だからです。彼らは教育を受けたあと、「これから私たちの国は、統一教会のこのみ旨を中心として収拾しなければ希望がない」と感じるというのです。また、国家基準だけでなく、世界に通じ、世界に発展し得る人脈と連結させる所は、統一教会の基盤以外にはないことが分かるというのです。彼らが、希望の方向を私たちに向けているのです。
24 父母様は、中学、高校の活動に力を注ごうと思います。アメリカ研修に行ってきた中学、高校の教師たちと校長、教頭たちの中で、三分の二ほどが私たちの体制圏内に入ってきました。今後、校長、教頭を中心として一つになれば、学生たちを教育することに問題はありません。
これから、これを学制に引き上げるに当たって、一番早い道は、大学教授よりも中学、高校の先生たちです。教職員を中心とした活動と学生の教育が、絶対に必要なのです。この時に定着しさえすればよいのです。大学では、もはや一段階落ちます。大学は学科別になっているので、卒業の同期だといっても、心情的な絆がうまく結べません。
しかし、中高生たちを見れば、同じ科目圏内で、単一の責任を受け持った先生がすべて教えてくれるのです。ですから、同じ父母をもつ兄弟のような心心情的絆を結ぶことができます。
それゆえ、一番重要なのは、中学、高校のような教育機関にどのように思想的な内容を植えておくかということです。これは必須的な条件です。
このような強大な背後の勢力基盤を教育するのです。そして、校長が称賛し、学生たちが称賛するようになれば、父兄たちは自動的に付いてくるのです。彼らを教育することにより、食口化運動をしなければなりません。