真の父母経 第326話

神様祝福永遠宣布式(一九九一・七・一、漢南国際研修院)

18  アダムを中心として、天使長が略奪した長子権を復帰することによって、天使世界がアダムを育て、成熟するときまで養育すべきだったその本然の世界に入ります。今や、霊界が人間世界を利用できないというのです。今までどれほど利用し、食い物にしてきたでしょうか。アダムとエバを堕落させた、そのようなことをしたのです。ですから、これを統合しようと思います。これを統合することによって、霊界が勢力を振るう権限がなくなります。水平になってしまうのです。

上に上がっていける存在は、真の父母と神様しかいません。それゆえ、権勢を振るう力がなくなるのです。力を出して、無理やりやってみなさいというのです。そうすれば倒れます。ですから、神様祝福永遠宣布式をしなければなりません。これを、父母様を中心として処理しておかなければなりません。偽りの父母として統治したので、今や真の父母としてこのように束ねて、宣布しておかなければならないのです。神様祝福永遠宣布式を行った日が、正に一九九一年七月一日です。

19  霊界と肉界が今まで、自分勝手に行ったり来たりしました。しかし、今からは一つの道を行きます。正統還元時代が来るというのです。サタンを赦してあげたので、神様が主管する時代に入るということです。霊界と肉界は、完全に正統、正道に還元し、神様の世界に入っていくというのです。ですから、神様の勝利と真の父母の栄光の世界到来を宣布するのです。それで、一九九一年七月一日、神様祝福永遠宣布式を行いました。

このようなすべての内容を備えたので、神様の勝利と真の父母様の栄光の時代が到来することを宣布しました。神様が勝利したので、真の父母様の栄光の時代だというのです。宇宙の前に宣布したため、それが一つの法になるので、これを中心として霊界を統治するのです。

天宙統一宣布(一九九二・一〇・二六、アメリカ、アラスカ)

20  イエス様が三十三歳の時に、天と地が一つになり、国が一つになって、新しい出発が成し遂げられなければならなかったのですが、それが実現されませんでした。新しい世界の出発ができなかったので、一九九二年に、それと同じことが第三十三回「子女の日」を中心として起きたのです。

それゆえ、父母様の解放とともに、この地上でお父様を中心として行ってきたすべてのものが蕩減時代を勝利し、その基盤の上にお母様を立てるのです。その大会が、世界平和女性連合大会として現在、韓国と日本とアメリカを中心に行われています。

今、お母様はロサンゼルスにいて、お父様がいる所は北の方です。互いに相対になって、お父様を中心としてアジアと連結できるので、きょうは、主体と対象、東洋と西洋が連結される一つの表象的な日を祝うという意味もあります。きょう祈った内容の最後に、霊界と肉界、すべてのものの統一を宣布しておき、父母様もこの地上で統一されることを、すべて宣布したのです。

21  今や、子女たちまで、イエス様を中心として摂理の世界的途上を越えていきます。そのすべての実体的なものを、祝福家庭を中心として宣布するのです。ですから、一九九二年十月二十六日は、天地が記念できる重要な日です。この日は、天の父母と地の父母が、イエス様の三十三年を中心として一つになる日です。イエス様を代表する子女の基準をもって、国家的基盤、世界的基盤の上に、天地を代表できる方向性をもったことを宣布するのです。

天宙統一を宣布することによって、家庭が混乱し、世の中のすべてのことが混乱し、自分勝手に生きていた人々が一つになって、新しい理想世界の完成に向かって進むのです。春が訪れる瞬間は誰にも分かりません。いつの間にか始まって全体に春が訪ねてくるのと同じように、歴史の前にそのようなことが起きるのです。

真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放宣布(一九九九・一・八、ウルグアイ、プンタ・デル・エステ)

22  一九九九年の標語は、「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」です。祝福したすべてのものが、天地のどこにおいても完成的基盤になり、どこにでも伸びていき、どこにでも連結されることを意味します。その次は、「サタン血統根絶」です。体と心が一つにならなければ、根絶ができません。

今までは切断でした。枝を切断し、葉も切断し、木の三分の一を切断したのです。今回は根絶です。根を抜いてしまわなければなりません。根は、家庭で抜かなければなりません。体と心の統一、夫婦統一、子女統一をして、絶対家庭が形成されるのです。これがジャルジン宣言の第二宣言です。第三宣言と第四宣言があり、その次に「四・四節」宣言があります。アダム家庭で、四位基台を完成して定着できませんでした。その次には、息子、娘が定着できませんでした。「四・四節」を越え、ジャルジンで家庭訓練をして、天国に入っていくのです。

そのようにできるこの一年に向かって、前進に前進を重ねることを誓わなければなりません。勝利の完成をしなければならないのです。そうして、「神様万歳。私たちの家庭万歳」と言わなければなりません。最後の万歳をし、神様と共に一緒に暮らす全体、全般、全権、全能の時代を迎えて、何でもできるようになるのです。

23  真の父母様が行く道の前には、サタンの痕跡がなく、サタンがいなくなった地獄解放圏世界です。天国に入っていける門を開いておきました。門を開いておいたからといって、そのまますべて入るのではありません。ですから、霊界でも原理教育を受けなければなりません。霊界でこのようなことが始まるのです。それゆえ、お父様が霊界に行き、霊界の誤ったものを一時に破壊して、押しのけなければなりません。革命をしなければなりません。

一九九八年六月十三日、第一次三億六千万双国際合同祝福結婚式において、聖人と殺人鬼を一緒に祝福してあげることにより、真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放を宣布することができました。それは、世の中にあり得ないことです。アダム家庭でカインとアベルが争って、カインがアベルの命を奪ったとき、神様の悲痛な思いと、アダムとエバの悲痛な思いは、どれほど大きかっただろうかというのです。世界の頂上の基準で、殺人鬼と聖人が一つの家庭として父母様の前に来たのと同じです。

これを罰することはできません。罰すれば、サタンを追放しなければならず、木っ端みじんにしなければなりません。しかし、サタンが木っ端みじんになれば、創造理想の本然の形態が完備されません。愛によって抱き、解放して、最端の所から人間に付いて回るようにさせ、人類を保護できる立場に立てなければならないのです。

天宙解放宣布式(一九九九・五・一四、ブラジル、パンタナール)

24  サタンが屈服した日が、一九九九年三月二十一日です。ルーシェルが神様に屈服し、真の父母に屈服し、人類に屈服しました。なぜでしょうか。神様が暗示を与えたのです。「お前は、千年、万年、嘆く墓の中で消え去る存在だが、その時が来る前に悔い改めるのが良いだろう」と、神様が暗示したというのです。命令はせずに、目配せでそのようにしたというのです。サタンがそれを知って屈服したのです。

そうして、第二次世界大戦の魁首であるヒトラーの一党や、共産主義者であるスターリンのような霊人たちを祝福してあげたので、彼らを立ててサタンを金城鉄壁のごとく防ぐのです。侵犯することができません。天下に誇るべきものは祝福家庭です。祝福家庭であることを誇れば、サタンは祝福家庭に侵犯する道理が永遠にないのです。ですから、霊界のすべての超宗教的な祝福家庭を中心として、地上にいるサタンの勢力を防ぐ闘いが起きています。天宙史的な戦争が起きているのです。

25  私たちが地上を中心として祝福したのが四億双です。四数を中心として、四億双祝福式をしたのですが、サタン世界のすべての家庭は、完成したアダム家庭圏内に入りやすくなります。祝福圏内に入るのです。祝福を受けていない人々は、アダム家庭の堕落以前のアダムとエバと同じ立場になります。彼らが真の父母を通して結婚させてあげられる位置に越えていくことによって、堕落した父母たちは、これからどのようになるのでしょうか。

この祝福時代以降に、第四次アダム圏時代が来るのです。堕落していない本然の血統的関係を自分の直系の息子に伝授することを、縦的な真の父母である神様と横的な真の父母である父母様が初めて承諾するのです。それによって、地上に本然の基準、堕落していないアダムの本然の基準を世界的舞台で連結させることができます。そうして、地上世界と天上世界において、地上天国と天上天国が完結することにより、アダム以降、空いていた天国が一度に満たされるのです。天国や地獄というものがすべてなくなるのです。それで、私が霊界に行く時は、この世界に堕落の痕跡がないように、これを清算してから行かなければなりません

そうして、嘆息していたすべての万物が、真の父母を賛美するようにならなければなりません。偽りの父母がこのようにしておいたので、真の父母の勝利を賛美しなければなりません。サタンまでも、天地のすべてのものも、神様までも、真の父母を賛美しなければならないというのです。なぜでしょうか。偽りの父母が神様まで引っ掛けて越えていったというのです。この根を完全に抜いて解放するためには、神様までも、宗教圏までも、今までの第三世界圏のサタン世界までも、その次には霊界にいる聖人、賢哲たちとその子孫たちまでも、真の父母を賛美しなければなりません。それは、アダムの子孫、イエス様の子孫、再臨主の子孫として、三時代の子孫と同じです。

26  アダム(の使命)を完成した再臨主は、イエス様(の使命)を完成し、家庭を完成した立場なので、その息子、娘たちまでも解放できる権限があります。そうして、全体解放を宣布したので、今や残った問題は、霊界をすべて、祝福家庭の霊界にすることです。それで、皆さん祝福家庭、氏族メシヤを中心として、最初は霊界にいる先祖たちを四代まで祝福してあげましたが、七代まで延長しました。七代まで先祖解怨成就をして、祝福の道を開いてあげるのです。

真の父母時代、成約時代は、百二十代だけではありません。百八十代まで祝福することによって、全人類は解放されるのです。先祖がすべて解放されるのです。それが今、摂理のみ旨が分からないために、これを世界と共に行うことができずにいますが、ラジオやテレビ放送、インターネットを通して、急いでこれを伝えるようになれば、地上・天上天国として一つになることができる距離に短縮されるというのです。

Atsuki Imamura