真の父母経 第319話

11  皆さんが霊界に行き、どこからでも「お父様!」と呼べば、直ちに会えるのです。すぐに会うことができます。心配することはありません。

愛の心情に合わせるようになれば、同参(一緒に参加すること)権、同位権、同居権をもつので、私を呼べば、すぐに会えるというのです。そのような人々には、私がすべての霊界を見物させてあげるでしょう。

12  私は、死後の膨大な本国の活動舞台を知っています。向こうの国(霊界)では、何億マイルをあっという間に通過することも問題ありません。飛行機も必要ありません。愛の力は最高の速度です。真の愛をもって慕う人を呼べば、すぐにその場に現れます。何億万里あっても、問題にならないのです。

霊界に行ってみれば、どこに行っても花でいっぱいです。ところが、その花が笑い、踊りを踊るのです。自分の愛の価値観の完成基準によって、それぞれ声を出しながら踊ったり、声を出さずに踊ったりと、様々な姿で迎えてくれるのです。その時になって、「お父様が教えてくださった愛というものは、このように偉大なものだったのだなあ。あの時に理解できていれば良かった」と言っても、既に通じません。その世界に合格させ、その世界に周波数を合わせ、そして、そこに調和するように教育しているのです。

13  私が誇るべきことは、神様を知っているということです。私は、霊界で知っていること以上に知っています。神様の心情を知っているので、神様が一番好まれるのです。ですから、神様は、私が行く先々に付いていきたいと思うというのです。神様が私に付いていきたいと思うので、霊界にいるすべての人々も付いてくるのです。

私は、霊界に行けば霊界の頂点に座ります。私がそれを願わずに低い位置に行って座ると、頂点まで連れていかれるというのです。皆さんがこのようなみ言を聞いているという事実は、歴史的な事件です。

14  私は、時について知っている人です。ですから、世界の誰もできない冒険もするのです。時について、どのように知るのでしょうか。皆さんがもつことのできないアンテナをもっています。それゆえ、霊界に通じ、立体的な体験をする人々は、私を無視できません。それは専門家だからです。一言語れば、その十倍の事情をはっきりと分かっています。そのような面については、皆さんは知りません。知らない人々は、知っている人に付いていかなければならないのです。指導を受けなければなりません。生きる道は、それしかありません。

15  科学は仮説から始めます。実験を通して結果が合えば、「科学的だ」と言うのです。統一教会は、それよりもさらに確実です。仮説ではありません。内容と結果を事実としてもっているので、行動できる宗教です。

私は、行くべき道をはっきりと知って行きます。これから世界はどのようになるか、ということも知って行くのです。それゆえ、どのような哲学者たちでも、理論的な面ですべて相手にすることができます。神秘の世界に対しても、はっきり知っているのです。霊界の専門家です。ですから、統一教会は、言葉のとおり、教会を統一することができ、宗教を統一することができるのです。

16  地上の一人には、数多くの霊人たちが連結されています。今後、その霊人たちが地上に降りてきて協助するでしょう。そのような霊人たちが、私のために総動員されています。高い霊界と通じる人に私の三文字の名前を示して、「この方について祈ってみてください」と言ってみてください。祈ると、「ああ!」と言いながら敬拝するのです。そのようになっています。私は専門家なので、はっきり分かります。

霊界を統一できなければ、地上統一ができません。ここに立っている人は、霊界を統一できる能力をもっています。そのような能力があるだけでなく、既に霊界を統一しておきました。ですから、霊人たちがみな、私を協助するのです。仏教徒が一人訪ねてきて、「お釈迦様が文先生のために二十四時間祈りなさいと言った」と言って敬拝をしたこともあります。協助しなければならないというのです。

17  皆さんは、神様の代身の立場で万物を創造し、息子を創造し、さらには、父母の位置を創造しなければなりません。そのような運命の道が、再創造の道であり、復帰の道です。新しく買ってきた物が故障すれば、修理工場に送って修理するか、再びつくるかしなければなりません。それと同じ道理です。神様は、キリスト教が信じるように、「ああ!空中で宴をしてみ旨を成就しよう」と考えたでしょうか。それは妄想です。絶対にできないというのです。私は、イエス様に会い、神様に会ってみました。霊界について隅々まで知っている人です。

18  「果たして霊界があるのかないのか、天国があるのかないのかということは、死んで初めて分かる」と言う人がいます。死んでみれば、間違いなく霊界があるということが分かります。皆さんは、霊界を体験できなかったので、霊界がどのようになっているか知りませんが、私は天の特別な恵沢を受けて、霊界についての専門家になりました。世界のいかなる霊通人でも、私の所に来れば屈服しました。霊界の専門家になったので、今日、統一教会をつくって、世界を駆け回っています。間違いなく、そのような世界があります。

そのような特別な恵沢を受けて向こうの世界(霊的な世界)を探索してみながら、果たして天国の組織はどのようになっているのか、これが気掛かりな問題でした。それをかき分け、突破し、探し求めてみると、天国の組織は簡単だったというのです。天国は、ために生きた人だけが入って暮らすようになっている所です。

19  私は、サタンのすべての秘密武器を爆破するに当たって、先導的な役割を果たしました。悪魔サタンが今日まで、この地球星を蹂躙してきたのですが、それをすべて隅々まで暴きました。サタンが行く先々、隅々にまでくっついていって問い詰めるチャンピオンです。

それだけではありません。今に至るまで、霊界はすべて混乱していましたが、その世界に入っていって、すべてまとめておきました。また、霊的世界で教主たちに会い、原理的な闘争をして勝利したのです。

20  私に地上で会い、誰より慕って共に暮らした人は、私と近い霊界に行きます。ですから、家庭が反対して教会と遠くなった人々も、収拾してあげなければなりません。真の愛の心情は永遠なので、彼らが離れているとしても、みな呼んで解放してあげなければなりません。そして、殺人鬼までも探し出して解放してあげるのです。

本来は、エデンにおいて、天使長もアダムとエバを愛したのではないでしょうか。それを回復してあげようという思いがあるので、殺人鬼と聖人、カインとアベルを同じ場で解放してあげるのです。夫婦のような対等な価値の位置に立てたいと願った家庭理想を中心として出発した基準があるので、サタンとカインを愛さなければならないというのです。真の愛を実践してこそ、すべてのものが解放されます。真の愛がなければ、救援摂理は成立しないのです。

霊肉界一体時代と真の父母様の直接主管

真の父母様は、霊肉界を統一することにより、霊肉界一体時代を開かれた。それにより、霊界と肉界は神様と真の父母様が直接主管される時代に入ったのである。そうして、真の父母様は、霊肉界が互いに一体化できるようにするためには、多くの精誠を尽くさなければならないと語られた。

21  霊界が統一されなければ、地上統一をすることはできません。今まで私がこの道を歩んでくるに当たって、霊界がそのような背景からすべて協助しました。ですから、いかなる宗教も、すべて私を証しています。

本来、第二次世界大戦以後に、統一されたキリスト教文化圏の世界において一つになれば、その時から霊肉が一体になるのです。これが実現されなかったので、四十年路程で統一的基盤を合わせるための業を今まで繰り返してきました。そのようにして、これがすべて終わったというのです。

霊界の基準を地上に一体化させることによって、霊界と肉界が交流することができます。今までは、すべて塞がっていたのです。

22  霊的世界を動員しなければなりません。霊界を動員しようとすれば、何においても霊界の先祖より、自分が上回っていなければならず、精誠を尽くさなければなりません。そして、孝子、孝女、忠臣であると自覚する立場で動かなければなりません。ですから、一人でいるのではなく、三時代を代表して、先祖はもちろん、自分の父母と一つにならなければなりません。そうして、子孫に影響を与えなければならないのです。霊界をはっきりと教えてあげなければなりません。

霊界と肉界が合同する時です。それゆえ、必ず自分の先祖たちを動員して、動かさなければなりません。そして、霊的に先祖たちが教えてくれるその環境に従っていきながら、地上でも一体化運動をしなければなりません。

23  監獄生活をして最も印象的なことは、苦労をしたことです。そのようなことがあるほど、霊的な心との共鳴圏が鋭敏になるというのです。普通の人であれば耐えられない重労働をするときでも、体は労働をしていますが、心は労働をしないのです。このようなことをすれば、霊的な体験が本当に早くなります。そのような体験をすれば、体の疲れはすべて吹き飛びます。必ずそのような体験をしなければなりません。この体験をしなければ、霊界に行って共鳴体になりません。

そのような体験をもてるように、努力しなければならないのです。そうすれば、夢うつつの中で私に会う回数が次第に増えるのです。そのようになればなるほど霊眼が開きます。皆さんが座っていても、私が何をしているのかがすべて分かるのです。皆さんは家にいても、父母に侍って暮らすその生活圏内で、一緒に生きることができる圏内に入るのです。本当に来て、暮らす、その姿を見るようになります。

そのようになれば、霊界は自動的に開きます。これは、妄想ではなく現実的問題です。このようになってこそ、皆さんが活動するときに、霊界が自由自在に協助し、行う事柄が横的に拡大されるのです。

Atsuki Imamura