真の父母経 第301話
22 陸地の資源は、これから五十年ももたないと考えています。ですから、問題が起きます。百年以内には尽きるというのです。それゆえ、海洋圏を私たちが開拓しなければなりません。それで、日本食口たちに、パラグアイ川流域に、レダ農場を中心とした模範農場や、模範水産事業の施設や、模範文化都市の形態を造る活動をさせているのです。
23 南米に日本の国家メシヤたちが入り、レダ農場を中心としてパラグアイ地域を開拓しています。「三年間、そこにいなさい」と言ったのですが、三年ではありません。「パラグアイ全域を開発しなさい」と言いました。お父様は、天のみ前に祈ったとおりに行うのです。ですから、日本の海洋技術で、世界を開発する以上に、パラグアイとウルグアイを中心として開発するのです。
メルコスール四ヵ国を中心とした摂理
ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルの南米四ヵ国は、メルコスールと呼ばれ、関税を撤廃し、共同市場を形成した。真の父母様は、これらの国家を中心に、南米で平準化されたモデル国家をつくり、それを南米全体に拡大しようとされたのである。
24 現在、南米では、メルコスールと言って、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルの四ヵ国が共同市場開発のために関税を撤廃し、すべての物資の交流をしています。そのように、一つの国になるのです。そのように四ヵ国が一つになって、経済的に一つの国のようにしようとしているのですが、パラグアイの大統領やウルグアイの大統領に会って話をしてみれば、大きな国の狭間で潰れそうだという話をするのです。
25 平準化されたモデル国家をつくらなければなりません。そのモデル国家を、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンを中心としてつくろうと思います。パラグアイとウルグアイがプラス・マイナスであり、またアルゼンチンとブラジルがプラス・マイナスです。これをまた、左右にプラス・マイナスとして、この国々を中心とした計画を立てなければなりません。
この四つの国は、すべての関税がなくなったので、一つの国のような形態になっているのです。ウルグアイには私たちの銀行があり、コンベンションセンター、デパート、ホテルがあります。ですから、この四ヵ国に、銀行の支店を設置しようと思うのです。そうすれば、中南米の三十三ヵ国にまで通ずることができます。アメリカと南米が、今やプラス・マイナスとして一つにならなければなりません。
26 メルコスールのブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイのこの四ヵ国さえ一つになれば、南米全体の五分の四になるでしょう。南米の大部分が一つになるのです。ですから、これから免税措置をして、物資が自由に通ることのできる時代が来るのです。近いうちに、一つの国になるというのです。遠からずこの南米は、世界的趨勢において、一つの国にならなければならないようになっています。また、文化圏が同じなので、結局は一つになるのです。
ところで、ブラジルやアルゼンチンでは膨大な土地が眠っています。国が主人になっていますが、管理ができずにいるというのです。牧場が造られているのですが、牧草さえあればうまくいくというわけではありません。これから私たちが酸素をたくさん排出する木を植えて、完全に緑地帯にしなければならないというのです。
27 メルコスールの四ヵ国を団結させて人材を育てれば、これから南米に統一的な人脈を育成するようになります。鮮文大学とブリッジポート大学、その次に、リバテイー・ユニバーシテイーとジェリー・フォルウェル大学を連合して、私たちが四つの大学をメルコスールに造りますが、これを、アメリカのすべての財力とすべての知識を移動させ、ヨーロッパ地域からも動員し、これが一番になるようにするつもりです。そうして、その大学から世界の発展途上国を中心として、百六十ヵ国の人々を連れていき、平面的にすべての文化を統一するのです。世界の平和基準をつくり、世界を指導できる人材を育成する学校を造ろうというのです。
そして、その地域を中心として、百六十ヵ国と連結できる文化を展示する世界展示村を造ります。そうすれば、全世界の人々がこの大学を中心として観光ができる観光基地になるというのです。その次に、ここに留学施設を造っておけば、全世界の人々が移動してくることができます。理想世界がそこで展示されるのです。それで、そのための交渉をしようとしているのです。
28 南米に中央銀行を造ろうと思います。ブラジルとアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの大統領を通して造るつもりです。ウルグアイには私たちの銀行があり、パラグアイの銀行では権利の一部を私たちに譲ろうと言っています。アルゼンチンも準備できています。そのようにして、四ヵ国に支店を造っておき、これを中心として南米の最高の銀行家たちを集め、中央銀行を造るのです。どんな国の銀行よりも大きな銀行を造って、連合体制として流通構造を自律化しようというのです。そうして、私たちの事業を行うのです。
29 私たちは、大学と言論界と思想界と金融界を束ねなければなりません。金融界にどのように基盤を築くかが、南米における銀行問題です。パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンとブラジルに銀行を造らなければなりません。世界の最先端を走るようになった証券市場を管理できる組織をつくらなければなりません。
金価格や銀価格を決定する所が、イギリスと日本と台湾です。今後、ブラジルをはじめとするメルコスール四ヵ国で、これを行わなければなりません。私がここに定着したのは、そのような条件で、世界の先端的な証券街をコントロールできる基盤を築くためです。ですから、既に一九八〇年から銀行家たちを教育してきたのです。
30 パラグアイを中心として、私が指示したとおりに行い、三十万へクタールに理想郷を造れば、パラグアイ国会を通し、言論と放送を通して、全国に宣伝するのです。このようになれば、全南米が知り、その次に、それがプラスとなってウルグアイと一つになり、二つの国で「やりなさい」と言えば、ブラジルとアルゼンチンは税関を中心として流通構造が開放されるので、完全に一つの体制で動くことができる基盤になるのです。
パラグアイとウルグアイの政府が、「レバレンド・ムーンの理想郷に対する計画が、この世界に平和の基盤を築くに当たって最も貴いものである」と宣布し、宣伝活動をしているのです。完全に一つの方向を向くようになりました。
31 韓国が北だとすれば、南の果てがウルグアイです。世の中では、私たちがウルグアイに多くの経済的支援をすることに対して嘲笑しました。アメリカの責任者たちも、「アメリカにもっと投資すべきなのに、なぜそこを支援するのか」と言いました。
しかし、ウルグアイの大統領はお父様を信じています。そこに銀行を造り、ホテルを造り、コンベンションセンターを造りました。その次にはデパートを造って、すべてのものを処理しています。南米を中心として、銀行、ホテル観光事業、デパートを連結できる経済的流通基準をつくり、その次に、思想的基準で、カトリックを消化できる基盤をすべて築いておきました。
32 アメリカでは、一番底から上がっていきましたが、今や南米は、上から降りていくので早いのです。南米のウルグアイには、既に一九八〇年から私が銀行も造り、ホテルも造り、新聞社も造りました。地球を見れば、ウルグアイが正に韓国の裏側です。極と極です。軸になっているのです。
私が南米に対して計画しているのは、中南米三十三ヵ国を免税地域にすることです。関税を撤廃して経済流通路を連結させ、一つの新しい開発国に設定するのです。ローマ教皇は、カトリックが今まで新教と争ったことに対して悔い改め、一致運動を展開することを宣布しました。ですから、摂理的な方向と外的な方向がすべて一致してきているというのです。
33 お父様はパラグアイ政府に、「与党と野党、カインとアベルが一つになって、お父様に向き合わなければならない」と建議しました。その二つが一つになって、真の父母様に侍れば、その国は世界で、天の国の祝福を受けられる国になります。祝福の国になるでしょう。天の国の中心的国家として、南北米を代表する国になるのです。
ウルグアイは、既に私が手を付け、今、アルゼンチンに手を付けています。パラグアイにも手を付けています。パラグアイと韓国は、カインとアベルです。結局、二つが一つにならなければなりません。パラグアイは、メルコスールの軸です。ですから、私がブラジルとウルグアイ、アルゼンチンを中心として、連合運動をするのです。四大国家は、東西南北です。ウルグアイとパラグアイさえ一つになれば、その軸を中心として、アルゼンチンとブラジルも一つになるのです。