自叙伝・人類の涙をぬぐう平和の母 第69話
翌二十八日、ついに「神統一世界のための希望前進大会」が行われ、アメリカ全土と世界中から訪れた聖職者おょびキリスト教信徙約二万五千人が集う中、界〇し0が創立されました。
歴史的なWCLC創立に当たって、二人の義人が基調演説を行いました。最初に登壇したのはハデべ預言者でした。
「二〇一九年だけでも、南アフリカで二度、祝福式を開催しました。六月、六万人以上の人々が参加した国家レベルの祝福式の際、真のお母様は、抑圧と不義に立ち向かって自らの命を捧げた青年たちのため、解怨の祈祷を捧げてくださいました。続いて十二月、FNBスタジアムで行われた大陸レベルの祝福式では、『神アフリカ』を宣布してくださいました。それは、神様を中心としたアフリカを意味しています」
もう一人の義人、ノエル•ジヨーンズ牧師も、演説を通して私のビジヨンを証ししてくれました。
「真のお母様はアメリカの聖職者だけでなく、私たち全員に特別なビジヨンを下さいました。ほかに誰が、これほど偉大なビジヨンを実践できるでしょうか?」
この大会に参加した韓国の多くの聖職者が、私たちの運動に対するこれまでの認識と思いを改め始めました。
「今回の行事を通して、これまで聞いてきた家庭連合に関するうわさが、事実と大きく違っていることが分かりました。これまで『異端』という言葉を聞いて、目と耳を塞いでいたと思います。家庭連合の紹介を聞き、実際の現場を目撃してみて、文鮮明総裁、韓鶴子総裁に天の導きがなければ、このような奇跡的な業績は到底成し遂げられないという、強烈な霊的悟りを得ました」
ほかにも、多くの感想が発表されました。
「今回のことで信仰観が変わりました。新しいクリスチャンとして生まれ変わった気分です」
「なぜ今まで、異端だと言って反対していたのでしょうか。自分で知ろうともせず、うわさだけを聞いて反対していたことを後悔しています」
「深く感動しました。家庭連合がすることは神様のみ旨だと思い、これから誠心誠意、サボー卜しようと思います|
「韓鶴子総裁の『独り娘』としての悟りと、真の家庭の原理によって純潔無垢なエデンの園を築くというみ言.に感動しました」
私は登壇し、メッセージを伝えました。キリスト教がイエス様の再臨だけでなく、その相対である独り娘に対して関心を持つべきであったこと、そして天が韓民族を選び、一九四三年に独り娘を誕生させたことを明らかにしたのです。
「独り娘、真の母が行うこの祝福こそ、六千年間、人類が待ちに待ってきた夢であり、天の父母様の願いであることを知らなければなりません」
私はみ言を宣布する間中、涙を止めることができませんでした。その涙は、参加者の心にしっかりと届いたことでしょう。
文総裁と私はアメリカを救うため、生涯をかけて愛を実践してきましたが、かえってダンべリーの苦難をはじめ、言い表すことのできない迫害を受けてきました。その迫害の路程に加え、
文総裁の聖和後に通過しなければならなかった苦難と苦痛の路程や、国家の復帰を信じて歩んできたこの七年路程、そして最後に、「天一国安着のための天宙的カナン四十日路程」に至るまでの多くの出来事が、まるで走馬燈のように過ぎていきました。