真の父母経 第343話
5 一九九一年七月一日、父母様が完全解放を語りました。愛を中心として全権を発表したのです。民主世界と共産世界だけでなく、信仰界(宗教界)に向かって、永遠の愛を中心として永遠の祝福を宣布したのです。
神様はアダムとエバを祝福しましたが、責任分担を果たせず、愛の理想を果たすことができずに崩れていきました。ですから、父母様が愛を中心としてこの三大祝福の愛を再起させ、永遠祝福を宣布したのです。それは、今や人類世界において、蕩減圏を人間がすべて抜け出すことを意味します。
6 後世の人たちがとても知りたいと思うことは、父母様はどんな手と足をしていたのかということです。体は大体分かりますが、手足については知らないので、きょう「七・一節」に、このように写真を近くで撮るのです。ですから、この神様祝福永遠宣布式の行事は、父母様の手足など、あらゆる部分を天に捧げるものと考えればよいのです。適当に手の写真を撮ってしまうと、ありとあらゆる詐欺師がみな出てきます。ですから、公式的に服を着て写真を撮っておかなければなりません。足も片方ずつ撮り、両足を合わせても撮らなければなりません。お母様の手を撮り、足を撮り、服もすべて撮らなければなりません。
父母様の顔や体は、たくさん写真を撮ったので知っていますが、手足については知りません。ですから、これが絶対に必要です。歴史的に一度流れていけば、それを知りたいと思い、気掛かりになるというのです。それで、手足についてのあらゆるものを残さなければならないと考えたのです。
きょうの「七・一節」は意義のある日であり、「真の父母と成約時代」を宣布したこの時は、峠を越えたのです。峠を越えたので、全体を天のみ前に奉献してさしあげる意味があります。手は天を象徴し、足は地を象徴します。そして、このすべての実体は万物全体を総合した実体相なので、それをすべて天のみ前に奉献する意味で意義のあるこの第三回「七・一節」に、このようにするのです。
還故郷摂理と氏族メシヤの派遣
真の父母様は、一九九一年九月一日、統一教会の祝福家庭に還故郷を指示された。「今まで真の父母様が世界を復帰するために、血の涙を流したのと同じように、自分の一族を救うために故郷に帰って精誠を尽くさなければならない」と語られたのである。これに先立ち、「七・一節」を期して、すべての祝福家庭が氏族メシヤとして氏族復帰活動に邁進することを指示された。
7 「七、一節」を宣布するときに、「氏族メシヤの登録をしなさい」と言いました。家庭的メシヤを越えて氏族メシヤになるのです。氏族とは、父と母、夫と妻の二つの姓氏を合わせたものです。二つの姓氏を合わせた氏族のメシヤです。メシヤとは、真の父母のことを言います。一人の個人的な姓氏だけでは、メシヤになることはできません。家庭的メシヤは氏族メシヤ候補であり、氏族は二つの姓氏が合わさったものなので、一つになれば氏族メシヤに上がっていくのです。
その次に、氏族だけではいけません。民族編成をしなければなりません。民族は、十二の氏族が入っていかなければなりません。十二支派が一つになってこそ、国の形態が備わるのです。
8 私が、北朝鮮に対する蕩減条件をすべて立てました。ですから、天の側で皆さんを故郷に送るに当たって、どのようにしても復帰摂理に支障はありません。父母様が統一天下を宣布したので、この統一天下の運勢を後代に残してあげ、先祖たちにその恩徳を施したいと思うのなら、早く行動するのがよいというのです。
金氏なら、金氏一族の統一教会員の中で充に行って、氏族メシヤの立て札を打ち込んでおかなければなりません。早く行ってそれをしなければならないのです。死ぬことがあれば「私」が先に死に、むち打たれることがあれば私が先にむち打たれ、非難されることがあれば私が先に非難され、おなかをすかせることがあれば私が先にすかせようと思わなければなりません。そのような覚悟のもとで、その村の人たちを呼んでおいて、氏族を中心に氏族メシヤの立て札を打ち込まなければならないのです。
9 イエス様の氏族が一つになれなかったことを蕩減するために、皆さんに氏族メシヤ権を許して、「還故郷しなさい」と言いました。大韓民国にお父様が現れて、数千、数万の村々に、氏族メシヤ、息子、娘を配置しました。今やイエス様の時代とは違い、メシヤが命を奪われることはありません。お父様に対する迫害時代がすべて過ぎ去ったというのです。
アダムとエバが父母の位置で責任を果たすことができないことによって歴史的な罪状が広がり、万民を塗炭の苦しみの中に陥れて地獄に行かせ、死の中に落としました。
彼らを解放するのも、父母の責任です。父母が彼らを解放してあげるのですが、そのすべての恵沢は、無償です。しかし、受け取るときは、無償で受け取ることができません。ただでは越えていけないのです。サタンが生きているというのです。サタンが讒訴する条件をもっていては、この時代を越えていけません。ですから、皆さんは、サタンの讒訴を受けないように、とん底からあの頂上まで上かつていきなさいというのです。皆さんの一族を中心として、村からそのようにしなさいということです。
10 故郷に帰っていくときには、アダムが堕落しなかったという条件を受け継がなければなりません。そのようにして、故郷に帰っていかなければなりません。アダムは堕落した愛を中心としてあらゆるものを失い、落ちていきました。しかし、今は、神様のみ旨を中心として、真の父母との縁に従う、祝福された家庭がいます。ですから、皆さんの位置は、堕落の家庭を出発したアダムとエバの位置とは違います。
アダムが堕落した位置は長成期完成級ですが、今、祝福を受けている家庭は、復帰時代に父母様を中心として完成期完成級を越えることのできる段階に入ってきました。そのような位置に立っているので、サタン圏の家庭から讒訴される何の内容もありません。そのような位置から抜け出したというのです。
ですから、皆さんは家庭を率いて父母様に侍り、還故郷しなければなりません。イスラエル民族がモーセに従って還故郷したのと同様に、皆さんも父母様に従い、父母様の名によって故郷に帰りなさいというのです。
皆さんが故郷に帰る基準は、堕落したアダムの基準である長成期完成級ではなく、完成期完成級の基準です。そのような条件的な立場で、故郷に帰るのです。実体ではありません。そのような実体を復帰しようとするので、今も私たちには、分かれた南北を一つにしなければならない道が残っています。そのようにしようとすれば、皆さんが韓国の故郷を中心として、今まで外部に出ていって迫害されていたことの三倍以上、涙と血と汗を流して精誠を尽くさなければなりません。そのようになるとき、サタン世界は自動的に後退するようになるのです。