真の父母経 第296話
ジャルジン第八宣言—「天宙真の父母連合」宣布
真の父母様は、真の父母様の御聖誕八十周年記念行事の一環として、二〇〇〇年二月十三日、ソウルのリトル・エンジェルス芸術会館において、「天宙真の父母連合」を宣布され、「天宙平和統一家庭堂」を創立された。また、天宙真の父母連合の宣布はジャルジン第八宣言に該当すると語られた。
「ジャルジン第八宣言」の要旨
真の父母様が今までしてきたことは、個人完成、家庭完成、国家完成、世界完成、神様解放、真の父母解放、サタン解放、地獄解放であった。真の父母が、天宙のすべてのものを連合した「天宙真の父母連合」の中心になる。「天宙平和統一家庭堂」で国を建てれば、国民は改めて戸籍を届け出て入籍しなければならない。
25 神様が囹圄(牢獄・獄舎)の身になっているので、息子、娘が解放してさしあげなければなりません。ですから、祈りなさいというのです。神様の安息所を拡大させるためです。そのような意味で、「天宙真の父母連合」をつくりました。「天宙真の父母連合」は、霊界と肉界の連合です。
26 天宙全体が真の父母連合体です。真の父母は、天宙と国家の連合体です。真の父母が完成しなければ、万物である生物・鉱物世界はすべて、完成できません。霊界もそうです。魚や獣や植物や鉱物までも、すべて真の父母の名を再びもらわなければ、解放されないというのです。そのような意味で、「天宙真の父母連合」です。天宙自体が既に一つになったのです。神様を中心として一つになっているので、地上でも必ず一つにならなければなりません。国々は、今に至るまで統一天国になっていないのです。国家メシヤたちが国と国を一つにしなければなりません。カイン・アベルが一つにならなければならないのです。
27 お父様は今まで、個人完成、国家完成、世界完成、神様解放、真の父母解放をしてきたのです。サタンまでも解放して、地獄を解放するために歩んできました。本然のエデンの園ではアダム家庭一つでしたが、世界時代において、すべての人々が天国に入るようになるのです。今や家庭の価値が同等になるというのです。
今までお父様が闘って成し遂げた価値が、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的価値となったので、絶対信仰、絶対愛、絶対服従をすることにより、一切異なるものがない純粋な立場で吸収、統一されれば、真の父母の愛と生命と血統と良心基盤がそのまま連結されるので、サタンは関係なくなります。
神様が私たちの家庭から世界まで、自由自在に活動できる時代に入ったというのです。そこには、日本もなく、アメリカもありません。そのようなものは否定するのです。そのようなことをするために、「天宙真の父母連合」をつくりました。真の父母がすべてのものをもっています。真の父母の前に行けば、すべて入っているというのです。個人完成、家庭完成、すべて入っています。
28 「天宙真の父母連合」をつくったのは、天の問題や地の問題を中心として、全権をもって結束したからです。
周辺のすべてが分かれています。カイン・アベルが分かれ、父母が分かれ、国が分かれ、世界が分かれているというのです。外的にそのようになっています。体と心が分かれて個人が分かれ、家庭が分かれ、氏族が分かれ、民族が分かれ、国家が分かれ、世界が分かれ、天地が分かれたのです。
外的にそのようになっているのですが、それをどのように統一するのでしょうか。この根本において、すべてが一体圏にならなければなりません。ですから、「天宙真の父母連合」です。真の父母が、天宙のすべてのものを連合した中心なのです。
第三節 世界平和理想家庭教育本部と四十日修練
世界平和理想家庭教育本部
真の父母様は、一九九八年七月一日、ブラジルのジャルジンに世界平和理想家庭教育本部を建て、全世界祝福家庭四十日修練を実施された。そして、すべての祝福家庭が子女と共に教育を受けなければならないことを強調された。
1 ブラジルのジャルジンに、世界平和理想家庭教育本部を建てています。平和の世界を築くためには、理想家庭が連結されなければなりません。理想というものは変わりません。ですから、理想世界も、変化する世界ではありません。理想世界は、変わらない世界だというのです。そして、その理想世界は、二つではありません。一つです。「理想的な人」と言えば、一つのモデルのような人のことを言うのです。その理想という言葉には、絶対の概念、唯一の概念、不変の概念、永遠の概念が存在します。
2 ジャルジンに修練所を建てています。ジャルジンで一週間の修練を計画し、その修練を受けなければなりません。ここの収容人数は五千人が定員ですが、大講堂の周辺に楽に座って聞くことができ、寝ることのできる施設を造れは、一万人を収容できます。そうして、小学校から中学・高等学校、大学まで、何でもできるようにすべて造っておくのです。ですから、修練所が一つの都市になるでしょう。そのようなものを見れば、お父様の構想は素晴らしいと言うでしょう。
教育するための準備ができているので、核心要員の基地を造らなければなりません。そうして、国家の人脈を掌握しなければなりません。そのようにしなければ、国家を動かせないのです。人脈さえ掌握すれば、国を動かせる環境条件をすべてつくっておきました。
3 ジャルジンに修練所があります。ここで祝福家庭四十日再教育をするのです。それが伝道だと思わなければなりません。子女が十七歳、十八歳になれば、家庭教育をしなければならないのです。南米の祝福家庭は、全体が四十日修練を受けなければなりません。このようにして、新しく定着できる家庭として、モデルに合うように再教育をしなければなりません。それにより、家庭の定着が実現されます。そうして、杭を打ち込み、網を新たに編まなければなりません。そのようにしなければ、すべて流れていってしまいます。
4 お父様は、世界平和理想家庭教育本部をブラジルのジャルジンに建てました。韓国の裏側に建てたのです。そこを経ていかなければなりません。日本食口と韓国食口たちは、すべてそこで教育を受けなければなりません。
四位基台が教育を受けなければならないのです。父母と息子、娘が行って教育を受けなければ、戻ってくる道がありません。ここで家庭教育をするのです。ですから、一人で来た人は、四十日修練を終えても認めません。自分の妻や夫と一緒に来なかったのに、なぜ認定するのかというのです。妻が来ることができなければ、息子、娘を連れてきなさいというのです。本来は、父母と子女までみな来て教育を受けてこそ、一つになるのです。徹底して根本を教えてあげるのです。
5 家庭教育が終われば、一族教育を指示するつもりです。ですから、家庭教育時代は過ぎ去るのです。行かなければむち打ってでも、ジャルジン教育を受けさせなければなりません。ジャルジンを経なければ巡っていくことができません。この世を巡っていかなければならないのです。
お父様は、頂上にいたところを世の中から追い出され、地上・天上天国を成就できなかったので、右側のキリスト教文化圏を中心として収拾するのです。失ったものを荒野で、個人、家庭、氏族を中心として、家庭的に連結し、サタン側の家庭の上に上がって、家庭的代表である父母様と神様をお連れして、この地に降りてくるのです。この環境に行こうとすれば、ここから巡っていかなければなりません。このような教育をしなければならない所が、ジャルジンの世界平和理想家庭教育本部です。
6 祝福は四方で受けましたが、天国に入るときの出発線というのは一つです。そこが南米のジャルジン修練所です。世界平和理想家庭教育本部という名前を付けました。天国に入る理想家庭です。ですから、家庭的教育をするのです。それゆえ、一人で来てはいけません。夫婦だけで来てもいけません。本来は、息子、娘、四位基台を中心として教育を受けなければなりません。
これからは、国家が世界復帰時代に入ろうとすれば、自分の息子、娘だけではなく、一族が再び教育を受けなければならないのです。その過程を経て、全体が祝福を再び受けなければなりません。教会祝福、その次に国家祝福を受けなければなりません。国家祝福を受ければ天国に入るのですが、その祝福を前にして、天国に入っていけるようにするために行う家庭教育が、今のジャルジン教育です。
7 お父様がすることは、お父様の思いどおりにしているのではありません。縦的な全体の内容が横的に拡大することができ、環境的条件に合う主体と対象を等しく合わせていくのです。皆さんは、今の時代にこのような現実を見ていますが、このみ旨がどのように出てきたのかというその複雑な内客を知りません。今や皆さん誰もが、み旨の完成と、み旨を中心として解放の位置に君臨できること、皆さん各自が置かれている位置で世界がどのようになるかということを知り得る時代になったというのです。
これを知ったので、これから定着の問題が起きます。永遠の個人的定着の場がどこかというのです。このすべてのものは、家庭にあります。ですから今、ジャルジンに世界平和理想家庭教育本部を造り、家庭教育を行っているのです。この地の果てから地の果てに回って入っていくのです。それが復帰です。地球星を回って入っていくのです。祝福家庭は、ジャルジン教育を経なければなりません。